会社経営者もフリーランスも悩みは同じ?健康サプリの企画・販売業 竹内さんインタビュー

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「フリーランスや起業家、会社経営者って、そんなに簡単になれるものなの?」

大変なこともありますが、ほんの少しの勇気をもって決断してしまえばなんとかなるものです。

とは言え、長くサラリーマン生活を送っていると、なかなかハードルが高いと感じるのも事実。

そこで今回、私Webライター6年目のシモが、フリーランスや起業家、経営者として活躍する方にインタビューする企画を立ち上げました。

第1回目は、神奈川県横浜市で健康食品の企画・販売業を営む「株式会社アライヴ」の竹内龍馬さんです。

この記事を読むことで、仕事で悩む40代サラリーマンのあなたが「会社に所属しない働き方もあるんだ!」と、視野を広げるきっかけになれば、幸いです。

【インタビュイープロフィール】

・お名前:竹内龍馬さん
・年齢:43歳
・株式会社アライヴ代表取締役社長(社長3年目)
・事業内容:健康サプリの企画・販売
(販売は、大手ショッピングサイトおよびドラッグストアなどで展開) 

※私が所属していたムエタイジムの仲間でもあります。)

目次

家業を継いで40歳で代表取締役社長に!

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シモ

竹内さん、こんにちは!今日は、よろしくお願いします。

竹内さん

こちらこそ、よろしくお願いいたします

シモ

竹内さんは、神奈川県横浜市で健康サプリの企画・販売業を行う株式会社アライヴの代表取締役社長とのことですね?

この仕事はいつからされているんでしょう?

竹内さん

30代後半くらいからですね。

あっ!実は弊社、もともとは私の父が代表をしていた会社なんですよ。

シモ

なるほど。竹内さんで、2代目なんですね。

それまでの竹内さんは、どんな仕事をされていたんですか?

竹内さん

高校を卒業して20代から30代前半くらいまでは、知り合いの店で小物やアクセサリーの販売業をしていましたね。

人と話すことが好きでしたし、お客様が自分のお気に入りの商品を買って喜んでもらう姿を見るのが好きだったので、「この仕事は天職だ」とすら思っていたんですよね。

その反面、「これから先、この仕事で一生を終えてもいいんだろうか?」と漠然とした不安も抱えていました。

シモ

そろそろ、キャリアチェンジを考える時期に差し掛かっていたと。

竹内さん

ええ。やりがいは感じていましたが、上積みがないと思ったんですよね。

ちょうどそのころ、実家の父から、「人手が足りなくて困ってるから、仕事を手伝ってくれないか?」と頼まれたんです。

「そんなに困っているなら……。」と、知り合いの店を辞めて、父の仕事を手伝うことにしました。

シモ

なるほど。やむにやまれずのところもあったと。

お父様の仕事には、どんなことから関わっていったんでしょう?

竹内さん

軽作業からはじまり、商品販売や在庫管理、顧客のクレーム対応まで、幅広く仕事をこなしました。

そのほか、社内の会議があれば積極的に参加して、業務の改善策の提案もしましたよ。

シモ

部分的ではなく、全体的に仕事に関わっていったわけですね!お父様もそのつもりで、お願いしたのかも。

仕事を手伝っていくうちに、竹内さんのなかで、何か気持ちの変化はありましたか?

竹内さん

はじめは、渋々やっているところもあったんですが、仕事をこなしていくうちに、商品を購入してくれるお客様の反応がわかるのが、楽しくなってきましたね

シモ

だんだんと、お父様の仕事を理解するようになったんじゃないですか?

お話を聞いているだけで、その充実ぶりが目に見えるようですよ。

竹内さん

パート従業員からは、「最近、いい表情してるね!」なんて、言われたこともありますよ。

私自身は、全く気付いてませんでしたけれど(笑)。

シモ

仕事の充実感が顔にあらわれていたんでしょうね。

その後、竹内さんはどういった流れで、代表取締役になったんでしょう?

竹内さん

父が亡くなったことがきっかけです。

父の体調が思わしくない時に、「代わりに、自分が会社を引っ張っていかなければ……」とは考えていましたが、まさかこんなに早く自分に役目が回ってくるとは思ってもいませんでしたね。

シモ

大変な思いをされましたね……。

でも、なんとなくではあったとしても、竹内さんがお父様の会社を継ぐ心構えは、無意識に生まれていたんだと感じました。

自分だったら、そこまでの覚悟はできないかも。

竹内さん

そうですねー。一人息子だったので、自然とそのような考えになっていったんだと思います。

覚悟と言えば、父が亡くなってからのある出来事もきっかけとなりましたね。

シモ

どんな出来事があったんでしょう?

竹内さん

お客様や取引先の担当者様から、「お父様の作品とも言える御社の商品を絶対になくさないでほしい。」「これからもずっと売り続けて下さい!」と温かいお言葉をいただきまして。

「この仕事は、父の代で決して終わらせてはならないんだ!」と使命感が生まれました。

シモ

たいへん、心動かされるエピソードです。

竹内さんの自覚と周りの熱い想いが、「株式会社アライヴの第2章」への道を切り開いていったんだと感じました。

自社開発の健康サプリが自慢!

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シモ

改めて、御社の業務内容を教えて下さい。

竹内さん

弊社は、健康サプリの企画・販売業をしています。

自社開発の低分子 ヒアルロン酸 コラーゲンアライヴ カプセル「アライヴ・ホワイト」(税込9,870円)やナノ乳酸菌配合カプセル「アライヴラブレ」(税込5,040円)の2種類を中心に、大手ショッピングサイトやドラッグストアで販売しています。

そのほかにも、お客様のご要望があれば、一般メーカーの美容品も取り寄せて販売しています。

シモ

お買い求めになるお客さんは、やはり女性客が多いんでしょうか?

竹内さん

9割が女性のお客様ですね。

年齢でいうと、40代後半から70代までの幅広い年代の女性にお買い求めいただいていますよ。

シモ

アンチエイジングが叫ばれて久しい今、御社の扱っている商品はかなり需要があると思います。

竹内さん

はい。やはり女性にとって「美」は永遠のテーマなので、少し無理をしてでも購入されるお客様が多いのかなと。

本音を言えば、20代・30代の女性にも弊社の商品をご利用いただいて、魅力を実感してほしいんですよ。

お客様が求める商品を提供することが、なによりも大切

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シモ

どんな仕事にも失敗はつきものだと思いますが、竹内さんにもご経験が?

一番記憶に残っている出来事があれば、教えてください。

竹内さん

竹内:んー。失敗の経験はたくさんありますよ(笑)。

特に印象に残っているのは、パッケージデザインをリニューアルした途端、売上が落ちこんでしまったことですね。

デザインをややポップ寄りに変えた途端、ファン離れが進んでしまったんですよ。

竹内さん

「中身は変えてないんだから、外側のデザインを多少変えても大丈夫だろう。新しいファンもつくかもしれないし。」などと、自分勝手に考えたのがいけませんでした。


弊社が扱う商品の単価は、5,000円や10,000円といった比較的高価なもの。父は、その値段に合わせてデザインも高級感のあるものにしていたのに、簡単に変えてしまってはいけない……。」


そう気づいて、パッケージを元に戻した経緯があります。

シモ

お客さんの気持ちを、置き去りにしてはいけないということですね。

竹内さん

おっしゃるとおりです。良かれと思ってやったことが、裏目に出ることはよくありますからね。

今でもその点は、十分に気を付けています。

シモ

なるほど。マイナスの出来事からも、学ぶことは大いにあると。

そのほか、普段の業務で竹内さんが気を配っていることってなんでしょう。

竹内さん

お客様の悩みに、常に耳を傾けることですね。

頻繁に取引先のドラッグストアに出向いて、担当者にどのような商品が求められているかをヒアリングしたり、直接お客様に意見を聞いたりしています。

弊社の主力商品以外にも、お客様の悩みに応えられるものがあれば、弊社で取り寄せて提供しています。

シモ

素晴らしい。お客様の悩みに寄り添う姿勢は、当たり前のようで、なかなかできないと思います!

竹内さん

ありがとうございます。誠心誠意、お客様に尽くすことがなによりだと思っていますから。

シモ

そのような姿勢で業務を行っていると、嬉しい瞬間もあるように思います。

竹内さんが仕事をしていて一番嬉しかったことはなんでしょう?

竹内さん

お客様から直接、感謝の声をいただいた時は何より嬉しいですね。

商品を使ったら、娘のアトピーが少し改善した」とか、「長年肌荒れに悩まされてきたけど最近気にならなくなってきた」などの声をいただくと、この仕事をやっていてよかったなと心から思えます。

シモ

お客さんからの反応がなによりの栄養ですね。

そんなことを言ってもらえたら、仕事に対するモチベーションも上がります。

竹内さん

商品を売って終わりだと、なんだか虚しいじゃないですか。

使ってみて、「どう感じたか」の反応を直接もらえるのは、本当にありがたい。

ましてや、それが良い反応だった日の晩酌は、特においしいですよ(笑)

シモ

確かに。

どんな仕事でも反応がないと、やっていて面白くないですよね。モチベーションも維持できないし……。

竹内さん

売り上げも大事なんですが、最近では、お客様の反響の方が気になりますね。

そのほかにも「プライベートで落ち込んでいたけど、竹内さんの会社の商品を使っていたら、なんだか気分が明るくなった」なんて言ってもらえた時も嬉しかったなー。

シモ

いいお話です。お客様との会話の中にも、大きなドラマを感じられます。

会社経営者の苦労。安定していない時期をどう乗り切るか?

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シモ

竹内さんが、会社を経営していて苦労していることを教えていただけないでしょうか?

竹内さん

「常に安定が約束されているわけではない」ことですね。

販売先のドラッグストアの取引が突然ストップすることもありまして。

そんな時は、新たな取引先を開拓しないといけない。

一人で営業するのは、なかなか大変です。

シモ

よくわかります。

私も、クライアントの都合で突然、受注がストップする時は、かなりダメージを受けます……。

竹内さん

「フリーランスも会社経営者も、悩みは同じですね」

新規開拓をしなければいけないし、今ある取引先も落とさないように良好な関係を築いておかないといけないし。

シモ

既存のお客さんはなによりも、大事ですよね。

竹内さんが取引先と良好な関係を築くために、工夫されていることはなんでしょう?

竹内さん

そうですねー。

工夫と言えるかわかりませんが、できる限り取引先のドラッグストアに訪問して、店長や販売員の方と顔をあわせて会話をするようにしています。

ほんのささいなことでも話をすることが何よりも大切だと、考えているんですよ。

シモ

メールだけでなく、SNSでも簡単につながれる時代とはいえ、直接会って話すのが一番強いですよね。

竹内さん

時代がいくら変わろうとも、最後はリアルな人間関係ですよ。

最近では、お店に行くだけで、「おー!竹内さん!いつも来てくれてありがとうね」なんて、感謝の言葉をいただいています。

こちらこそ、感謝したいくらいなんですけどね(笑)。

シモ

それは、いい関係ですね!

私もクライアントとは、常につながっていたいんですが、ライターだとあまりそういう機会もなくて……。

無理やり会いに行くと、迷惑になりますし(笑)。

竹内さん

私もあまりしつこくならないように、さじ加減は大事にしていますよ(笑)。

会社経営者もフリーランスも、体調管理が大事!

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シモ

フリーランスも会社経営者も、体調管理は大切ですよね?

竹内さんが、毎日の生活で気をつけていることは?

竹内さん

よく食べてよく眠ることです。

とにかく風邪を引かないよう、体調管理に気を配っていますね。

あとは、ストレスをため込まないようにスポーツで体を動かしていますね。

シモ

どんなスポーツをされているんでしょう?

竹内さん

ムエタイです。

サンドバッグにパンチやキックを打ち込んだり、相手とスパーリングするだけで、仕事の疲れも吹っ飛んで、思考もクリアになるんですよ。

本業にもいい影響を与えてくれますしね。

シモ

私も竹内さんと同じ格闘技の経験がありますが、「いかに相手を攻撃していくか?」「攻撃を食らわないようにディフェンスするか?」は、会社経営やフリーランスとして仕事をしていくうえでも、役に立ちますよね。

シモ

私がやっているWebライターに当てはめてみると、記事の提出を納品締め切り日の数日前に納めたり、求められている内容以上の記事に仕上げたりするのが「攻撃」。

他の案件が立て込んでいて納期が遅れそうなとき、クライアントに早めに連絡を入れてトラブルを回避しておくことが「ディフェンス」にあたりますね。

ちょっと強引な例えかもしれませんが(笑)。

竹内さん

なかなか面白い例えですね(笑)。

40代で仕事に迷っているサラリーマンに向けてメッセージを!

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シモ

最後に、会社経営をされている立場から、雇われる働き方に限界を感じている40代のサラリーマンに向けて何かメッセージをお願いします。

竹内さん

今の40代は、仕事を変えるなんて当たり前です。

「会社を辞めると、年齢がネックになって雇ってくれる会社なんてない」なんて、狭い考えをもたずに、恐れずどんどん挑戦していった方がいいんじゃないでしょうか?

私も40歳で家業を継ぎましたから。

竹内さん

もし、今の働き方に限界を感じているなら、起業なりフリーランスなりも選択肢に入れてみてもいいと思いますよ。

「自分が好きなことはなにか?」を軸に仕事を見つけていけば、きっと、やりたいことが見つかるはずです。

当然、保険などの保障面でのリスクにも備えておくことは大事ですけど。

シモ

なるほど。

「今の働き方しかない!」などと考えてしまうと、まるで動けなくなってしまいます!

個人的にも経験がありますが、そんなことで心を病んでしまうなんてあまりにも残念だと思います。

もっと視野を広げて、自分の可能性を信じて、異なる働き方を検討してもいいかもしれませんね。

竹内さん。本日はありがとうございました!

まとめ 40代のサラリーマンのあなたにも、転機が訪れるかも!

健康食品の企画・販売業を営む「株式会社アライヴ」の竹内龍馬さんにお話をうかがいました。

お父様が亡くなったことがきっかけで、2代目の社長に就任した竹内さん。

以前の仕事は楽しかったものの、キャリアへの不安も感じていたとのことでした。

絶妙なタイミングで持ち掛けられたお父様からの事業の手伝いは、まさに竹内さんの転機だったのかもしれません。

悩みながらも試行錯誤を重ねつつ、生き生きと過ごす社長業3年目の竹内さん。

この記事を読んだ「仕事で悩む40代サラリーマンのあなた」にも、転機が訪れることを願っています。

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この記事を書いた人

はじめまして。webライター6年目のシモといいます。

5度の転職を経験。40代後半で3度の転職をしたあと、サラリーマンを卒業。

アルバイトとして2年間webライターの経験を積んだあとフリーランスのライターとなり、今年で4年目の50代です。

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