フリーランスweb制作者トシさんインタビュー/失敗を乗り越えた先に今がある

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こんにちは。Webライター6年目のシモです。

40代のサラリーマンのあなたは今、会社員としての働き方に限界を感じていませんか?

「会社の人間関係に疲れた」

「別の働き方があったらいいのに」

などと、不満を抱えながら。

サラリーマンは毎月安定した収入を得られるものの、自分の思い通りにならないことが多く、精神的には安定しませんよね。

もし、行き詰っているなら、少しだけ視点を変えてみませんか。

シモ

実は私もサラリーマン生活に行き詰って、40代後半でフリーランスを選択したんですよ。

今回は、フリーランスのWeb制作者として18年の経験があるトシさんに、インタビューをしてみました。

この企画は、フリーランスや起業家、経営者など、会社員以外の働き方を選択して活躍する人にスポットを当ててインタビューする企画の第3弾です。

それでは、ご覧ください!

【インタビュイープロフィール】

・お名前:田中俊行さんトシさん)
・年齢:58歳

・フリーランス歴:18年
・仕事内容:Web制作(コーダー)

・出身校:早稲田大学政治経済学部
趣味:読書、美術館・博物館巡り、旅行

目次

新卒時代/本業より楽しかった副業ライターの仕事

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シモ

トシさん、こんにちは!今日は、よろしくお願いします。

トシさん

あっ、どうもよろしくおねがいします。

私なんかでいいんですかね?

シモ

いえいえ。フリーランス経験の長いトシさんに、ぜひとも、お話を聞きたいと思っていたんですよ! 

このブログの読者である40代サラリーマンのみなさんにも、勇気をあたえられる思いまして。

トシさん

それでは、遠慮なく話しますね(笑)。

シモ

お願いします(笑)。

トシさんは、どんなジャンルでフリーランスをされているんでしょう。

トシさん

現在は、Web制作の仕事でフリーランスです。

シモ

現在は、といいますと???

トシさん

実は、私のフリーランス時代は、前編と後編がありまして……。

前編はライター、後編は現在のweb制作でフリーランスをしています。

その間に契約社員や派遣社員も経験しているんです。

シモ

今のお話をお聞きしているだけでも、トシさんの興味深い物語が聞けそうな予感が。

フリーランスになるまでは、どんな仕事をされていたんですか?

トシさん

大学のゼミの教授に紹介してもらった社団法人で、1年ほどマスコミ業界誌の編集をやっていました。

シモ

それから、どのような流れで、フリーランスのライターになったんでしょう?

トシさん

いきなりフリーランスになったわけじゃないんですよ。

もう時効だから言っちゃいますけど、マスコミ業界誌の編集をやっていた時に、大学時代の友人から、「文章を書いてみない?」と誘われたのが、そもそものはじまりですね。

今でいう副業という形で会社には内緒でやっていました(笑)。

シモ

お友達に誘われてライター業をはじめるなんて、映画かドラマみたいな世界ですね!

どんな内容の記事を書いていたんですかね。

トシさん

海外旅行の雑誌だったんで、外国旅行にまつわる映画記事や著名人へのインタビューなどをやらせてもらってましたね。

ここでは言えませんが、かなり有名な俳優や作家にもインタビューしたことがありますよ。

シモ

詳しく聞きたいけど、聞けない(笑)。

本業もこなしつつ、副業ライターをされていたと。

そこからフリーランスでライターになろうと思ったのには、なにかしらのきっかけがあったと思うのですが。

トシさん

副業でライターをしているうちに、「こっちの仕事の方が楽しい」という気持ちが日に日に高まっていったんですよ。

それで、フリーランスライターの道を選びました。

シモ

自分が楽しいと思える環境に飛び込んでみたんですね。

そういう感覚って大事だと思います!

トシさん

「本業にしたら収入面では厳しいだろうな」とは感じつつも、好きな旅行やインタビューができる喜びの方が勝っていました。

それで、無謀にも新卒で入った会社を1年で辞めてしまったんです(笑)

フリーランス時代・前編/収入の不安がありつつも過ごしたフリーライターとしての20代

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シモ

本業を辞めて、フリーランスのライターになったとのことですが、ライター業はどのくらいの期間されていたんでしょう?

トシさん

新卒で入った会社を辞めてからだから、24歳から30歳の手前くらいまでです。

今思えば、社会に出て1年足らずの右も左もわからない若造が、ずいぶん無謀な決断をしたなと。

トシさん

「いい文章を書いていたら、仕事が舞い込んでくるんでしょ?」くらいのスタンスでしたし。

タイムマシンで当時の自分に会えるなら「お前!よく考えてから飛び出せよ!」って、強い口調で言ってますよ(笑)。

シモ

勢いで飛び出すのも考えものだと。

私も勢いで飛び出したので、耳の痛いお話です(笑)。

当時、トシさんのフリーライターとしての月収は、どれくらいだったんでしょう?

トシさん

平均して、月に10万円から20万円くらいを行ったり来たりといった感じでしたね。

親と同居していたから、まだなんとかなっていたものの、厳しい生活でした。

シモ

今と違って、トシさんの時代のフリーランスは、仕事を得る手段が少なかったと思うんですが、どのように受注していたのか気になります。

トシさん

おっしゃるとおりで、当時は、webで求人検索をするなんて手段がなかったし、営業の仕方もよくわからなかったから、困りました。

とにかく大学時代の友人のツテを頼って、「なんか仕事はない?」と頼み込んで、仕事をもらっていましたね。

シモ

困った時に横のつながりは大事だと。

私も横のつながりがとても大事だと思っているので、参考になります。

ところで、30歳を目前にして、フリーライターを辞めたきっかけはなんだったんでしょう?

トシさん

ある日、家に帰ったら、母に玄関で泣かれましてね。

「30にもなって、お前はいつまでこんな生活を続けるんだ!」といわれたんです。

トシさん

さすがに、この時ばかりは、申し訳無い気持ちでいっぱいでした。

それで、フリーのライターを辞めて、安定した職への転職活動をすることに決めたんですよ。

当時の出来事は、今だに忘れませんね(笑)。

シモ

少し違うかもしれませんが、私も20代の頃は、フリーター生活が長かったので、わかる気がします。

気づくと、私の机の上に正社員募集の求人の切り抜きが何枚も置いてあることが多々ありました(笑)。

フリーランス時代後編・前夜/倒産やブラック企業での就業を経験

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シモ

ライターを辞めてからの、転職活動の状況はいかがでしたか?

トシさん

いやー、厳しかったですね。

私が新卒の時はバブル絶頂期で、数多くの大手企業から声がかかるほど、引く手あまたの状況だったんですけど、その時はすでにバブルが崩壊してまして……。

なかなか転職するのが厳しい時代になっていたんです。

トシさん

ですので、とにかく数を打たなきゃいけないと思って、活動しまくりましたね。

そして時間はかかりましたが、半年後、なんとか編集プロダクションに転職できたんですよ。

シモ

ライターとしての経験が生かせる仕事に、就けたと。

その仕事で、順調にキャリアを積み重ねていったんですね。

トシさん

いや、実は紆余曲折がありましてね(笑)。

転職したのは良かったんですが、その会社が3年で倒産してしまったんですよ。

シモ

白紙に戻されてしまったと。

会社の倒産は、さすがに応えます……。

そこからトシさんは、どのように回復していったんでしょう?

トシさん

IT系の派遣会社で働いたり、ある有名企業のWebディレクターとして契約社員で働いたりして、食いつないでいました。

しかし、契約社員として働いていた会社があまりにもブラック過ぎまして……。

1年の契約満了時に退職を申し出るほどでした。

シモ

いくら仕事があっても、労働環境が悪いと長続きしません。

それは、辛い経験でしたね。

トシさん

それから転職活動を再開することになったんですが、何社受けても全然受からない。

ちょっと精神的にも病んでしまいそうな時期でしたね。

このときばかりは、さすがに辛かった。

シモ

あまりにもマイナスの状況が続くと、気持ちもふさいでしまいます。

トシさん

「自分は社会に全く必要とされていない」とか「社会不適合者だ」などと、悪い方向に自分を持っていってしまうんですよ。

そんなことばかり考えてはいけないと、思いつつも。

シモ

私にも経験があるので、よくわかります。

転職がなかなか決まらないと、自分のことは求められていないとマイナスな気持ちになりますよね……。

「そうだ 海外旅行、行こう。」と、スペインへ開き直ったら見えてきた進むべき道

シモ

落ち込みに落ち込んでいたトシさんが、どのように立ち直っていったのか、お聞きしたいです。

トシさん

突如、海外旅行を思い立ちました。

転職活動を半年以上続けても決まらないある日、「このままでは自分は絶対にダメになる!」と、強烈な危機感を感じまして……。

いったん転職活動を辞めて、開き直ってとにかく思いっきり遊ぶことにしたんですよ。

「そうだ 海外旅行、行こう!」って、当時流行ったキャッチコピーのノリで(笑)。

シモ

だいぶ荒療治ですね(笑)。

海外はどちらへ。

トシさん

スペインです。

「もうこうなったら一度は見てみたかった、ガウディのサグラダ・ファミリアを見てやろう」と思ったんです。

生物の本能というか、自分が生き返るには旅しかないと思ったんですね。きっと。

もう、そこには理屈もなにもありませんでした。

シモ

マイナスの時こそ思い切った行動をとると、開ける世界もあるのかもしれませんよね。

でも、職がない状況だから、旅行資金が厳しくなかったですか?

トシさん

もう、勢いだから、お金のことは気にしていませんでした。

なけなしの貯金をはたいて、格安チケットで飛び立ちましたよ。

トシさん

帰国日も決めていませんでした。

「ひと月でも、ふた月でも、お金が尽きるまで過ごせばいいや」みたいな半ば開き直りの心境でしたね。

シモ

退路を断って、海外に何かを求めに行ったと。

映画にでてくるような旅行ですね。

現地では、感じることも多かったのではないかと想像できますが。

トシさん

もう楽しくて楽しくて。

自分がひとつの生物として、日に日に生き返っていくような感覚を覚えましたね。

結局、2カ月ほどで、帰国することになるんですが。

シモ

日本に戻ってきて、なにか心境に変化はありましたか?

トシさん

もうね、なにかが変わったというわけではないんですけど、なんだってやってやろうという気持ちがムクムクとわき起こっていましたね。

シモ

いい意味での開き直りですね。

それで、フリーランスとしてweb制作者になったと。

トシさん

いえ。もう一段階あるんですよ(笑)。

4カ月後に、ある小さなIT系の企業に契約社員として採用されたんですが、その会社も3年後に経営が傾きはじめまして……。

それからですね。フリーランスに再び戻ったのは。

40歳の時でした。

シモ

フリーランス後編の始まりですね。

再びフリーランスになろうと決めた時の心境は、どうでしたか?

トシさん

もう転職活動をしても同じことの繰り返しになるから、これからは独立してやっていこうと、腹をくくることができたと記憶しています

海外旅行に行ったことで、ふてぶてしさみたいなものが身についたんだと思います。

シモ

うまくいかない時期があったからこそ、本当に自分の進むべき道が見つかったんですね。

フリーランス時代・後編/40歳から挑戦し続けるweb制作の仕事

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シモ

フリーランス後編のweb制作の仕事について、お聞かせください。

仕事内容は、どのようなものでしょう?

トシさん

コーダーという仕事ですね。

Webデザイナーさんが作ったデザインをHTML、CSS、JavaScript、PHPなどの言語を使って、インターネット上で見えるようにする仕事になります。

近年は仕事のほとんどがWordPressなので、デザイン通りにWordPressサイトを構築する技術が必要になっているんですよ。

シモ

それが、web制作の仕事なんですね!

デザイナーさんの管理もされていると。

トシさん

管理をするのは、ディレクターさんですね。

私は、コーダーとしてデザイナーさんの仕上げ工程を担う役割です。

シモ

なるほど。素朴な疑問として、仕事はどうやって受注するものなんでしょう。

トシさんが直接営業している?

トシさん

ありがたいことに、一緒に仕事をしている数名のデザイナーさんさんからお仕事を回していただけることが多いので、いまはあまり積極的な営業はしていません。

でも何年間か異業種交流会に在席してましたし、今も直接的な営業ではないですが、ビジネスセミナーなどに参加して、人脈づくりは意識的に行ってますね。

そのおかげで、途切れることなく仕事をさせていただいておりますよ。

シモ

なるほど。

積極的に他の方と交流しておくのは大切ですね。

そのほかにもされている仕事は、あるんですか?

トシさん

ここ数年は、ある会社さんと提携させていただいて、Web管理の仕事をしたり、自宅でバックオフィスの事務処理などをしたりする業務も行っています。

バックオフィスの仕事は、「私のメールがとても説明がうまくてわかりやすかったから」と、あるクライアント様が感動してくれたのがきっかけでいただいたものでした。

定期的な仕事は、その2本立てですね

トシさん

そのほか、不定期ですが、職業訓練校でのweb制作講師のお仕事などもさせていただいてます。

シモ

素晴らしい!

仕事が途切れませんね。

しかし、メールの件は、非常に勉強になります!

私も今日から、もっとわかりやすいメールを送って、クライアントさんに印象付けたいと思います(笑)。

web制作の仕事で意識しているのは、継続力と少し難しい案件への挑戦

シモ

トシさんがWeb制作の仕事を続けていくにあたって、意識していることはなんでしょう?

トシさん

とにかく続けて、信頼を勝ち取ることですね。

この仕事は参入障壁が低いから、やりたい人が多い分野なんです。

その分、低単価の案件が多くて、耐え切れずに途中で辞めてしまう方が多いんですよ。

ですので、とにかくやり続けて、単価を上げていくしかないと思います。

トシさん

やり続けることに関連して、私がよくクライアントさんから言われるのは、「トシさんは、逃げないで続けてくれるから助かる。1年後も3年後も連絡が取れるトシさんは、安心感がある」って(笑)。

シモ

そのような姿勢が、クライアントさんへの信頼感につながっていくということですね。

トシさん

あとは、少し無理かなというレベルの仕事にも挑戦して、自分を高めることもおすすめです。

それがやがて、自分の武器になりますから。

シモ

フリーランスは、自分で自分を高めていくことが大事ですよね。

現状維持では、取り残されてしまうから……。

フリーランスweb制作者の単価相場とリスクへの備え

シモ

フリーランスWeb制作者の平均単価は、いくらくらいになるのでしょう?

トシさん

Web業界ってそもそも「平均価格」みたいなものが全くないところですし、個人や会社によっても、案件の内容によっても全然変わってきます。

ですので、かなりザックリとした数字になってしまうんですが、下は15~20万ぐらいから、上は100万超まで、というところでしょうか。

シモ

幅広い報酬単価だと。

うまく高単価案件を得ることができれば、お金の余裕も時間の余裕も生まれそうです。

トシさん

仕事関係の勉強にも充てることができますね。

極端な話で恐縮ですが、昼からお酒を飲む余裕も生まれます(笑)。

シモ

なるほど(笑)。

しかし、フリーランスは自由がある反面、リスクもつきものです。

そんな時の備えとして、トシさんのリスク管理法をお聞きしたいです。

トシさん

私は、フリーランス向けの保障制度を利用しています。

仕事中の事故や情報漏洩、納期遅延などのやむを得ない事態でクライアント様に損害を与えてしまった場合の保障をしてくれる制度です。


あとはIDECO(個人型確定拠出年金)に加入して、老後資金の積み立ても行っています。

シモ

フリーランスは、そのように何かしらのリスク管理をしていかないといけませんよね。

参考になります。

トシさん

入っておいて損はないと思いますよ。

フリーランスをしてよかったこと、困ったこと

シモ

トシさんが、フリーランスをしていてよかったと思うことはなんでしょう。

トシさん

会社の嫌な人間関係に悩まないで済んだり、毎朝の満員電車に乗らないでよかったりすることですね。

いわゆるサラリーマンのストレスから解放されることだと思います。

シモ

私も両方悩まされてきたので、共感できます。

Web制作の仕事面ではいかがでしょう?

トシさん

Web制作の仕事は納品したら終わりで、自分の作品が手元から離れてしまう。

そんななか、担当したクライアントさんがそのサイトをきちんと更新していただいているのを見ると、何よりも喜びを感じます。

シモ

我が子を見守る親の心境ですね(笑)。

Webライターの仕事をしていても同じように感じることがあります。

反対に困ったなと思ったことはありましたか?

トシさん

今まで普通にやりとりしていたクライアントさんが飛んでしまった(急にいなくなってしまった)ことです。

あれはさすがに困りましたね(笑)。

これからWeb制作の仕事をしたいと思うなら、なにが必要?

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シモ

これからWeb制作の仕事をしてみたいなと思っている方は、なにからはじめるのがいいんでしょう。

トシさん

なにはともあれ、まずはWeb制作について学ぶことですね。

私は独学で身に付けましたけれど、今やオンライン学習できるスクールもたくさんあるから、調べてみたらいかがでしょうか?

3カ月くらい本気で勉強すれば、Web制作者としてスタートできますよ

シモ

だいたいそういったスクールはいくらくらいかかるものなんですかね?

トシさん

ピンからキリまであると思いますが、オンラインのものなら10万前後からできますよ。

ちなみに私が今一緒に仕事をしているデザイナーさんは、オンラインスクールで2カ月くらいで学んだと言っていましたね。

シモ

短期集中で、効率的に学べるということですね。

Web制作者としてフリーランスになったら、どのように仕事を拡げていけばよいのか気になります。

フリーランスになったら、一番知りたいだろうなと、思いまして。

トシさん

単価が安くても、はじめはとにかく数をこなしてしていくことが必要です。

数をこなせばスキルも上がってきて自信になるし、ポートフォリオとして作品も増えていきます。

そこで営業を掛ければ、受注もしやすくなると思いますよ。

スキルが7~8割でも大丈夫です。

どんどん営業を掛けていきましょう。

シモ

私もフリーランスのWebライターになってからは、同じようにやってきました。

トシさん

知り合いを増やすのも良い方法ですよ。

別に同じ業界じゃなくても、単なる飲み友だちでもいいんです。

ある日突然、仕事を振ってもらえるようなことがあるかもしれませんから。

実際に私もそんな経験が多々あります。

シモ

なるほど。

つながっておくって、大事ですね。

トシさんの今後の夢

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シモ

トシさんの今後の夢はなんでしょう?

仕事以外でもかまいませんので、お聞かせください。

トシさん

実は、哲学を勉強したいと思っているんですよ。

学生時代に、本を読んでいたんですが、当時は難解で、難解で……(笑)。

トシさん

最近はある程度、年を重ねたせいか、「ここで言っていることはこういうことかな?」と、自分なりに解釈できるようになってきたんです。

ですので、西洋哲学や東洋哲学などを幅広く勉強して、哲学を究めたいと思っています。

そういった勉強をする時間的余裕が欲しいですね。

シモ

哲学。

難しそうですが、学びがいがありそうです。

トシさん

私の親友が数年前に病気で亡くなってしまったのも、哲学を学び直したいと思ったきっかけのうちの1つです。

人生には何が起こるかわからないから、やりたい時にやりたいことをやっておいた方がいいなと。

シモ

できるだけ、悔いは残したくないですよね。

トシさん

尻込みしているくらなら、やったほうがいいですよ。

失敗したところで誰も、気にしていませんから。

40代で仕事に迷っているサラリーマンに向けてメッセージを!

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シモ

最後に、18年のフリーランス経験を誇るトシさんから、会社員生活に限界を感じて悩んでいる40代のサラリーマンに向けて、何かメッセージをお願いします!

トシさん

40代はまだまだ若いから何度でもやり直しがききますよ。

行動すれば必ず「次につながるなにか」がみつかるはずだから、恐れずに進んでほしいですね。

シモ

動いた先に、次の景色が見えると。

なかには、なかなか動けない方もいらっしゃると思います。

トシさん

そのような方は、今の仕事を辞めた先に、「こんなに楽しい未来が待っている」と思えるような具体的な計画を立てたらいかがでしょう。

シモ

イメージすることは大事ですね。

トシさん

反対に、すでにやりたいことが決まっているなら、そこに向かって一直線に進んだ方がいいです。

そっちの方が、必ず力が出ると思うから。

見通しなんて考えずに、情熱をもって、自分の心のままに進んで行けばいいと思いますよ!

失敗しても大丈夫です。

私のようなケースもありますから(笑)。

トシさん

もうひとつ、付け加えさせていただだくと、逃げ出さないと精神的にやられてしまうようなブラックな会社なら、すぐにでも辞めてください。

お金がなかろうが、なんだろうが、です。

会社から逃げ出すことなんて、人生から逃げることから比べたら、ほんのささいなことですからね。

シモ

さまざまな経験を重ねてきたトシさんだからこその深いアドバイスの数々ですね。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

まとめ 40代はまだまだ若い。失敗してもまた、立ち上がればいい

フリーランスのWeb制作者トシさんに、お話をうかがいました。

副業を入り口にフリーランスライターを経験した20代、ブラック企業や倒産寸前の企業での就業を経験した30代、心の活路を求めて旅した海外旅行をきっかけに2度目のフリーランス生活へと歩み始めた40代。

そして、現在。

紆余曲折がありながらも、前に進んできたトシさんの姿勢は、現在、会社員としての働き方に限界を感じている40代のサラリーマンに、勇気を与えてくれるはずです。

あなたも、ほんの少しの勇気を出して、前に進んでみませんか?

このインタビューが、あなたの行動の後押しになってくれたら幸いです。

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この記事を書いた人

はじめまして。webライター6年目のシモといいます。

5度の転職を経験。40代後半で3度の転職をしたあと、サラリーマンを卒業。

アルバイトとして2年間webライターの経験を積んだあとフリーランスのライターとなり、今年で4年目の50代です。

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