
「最近、仕事で干されてしまっている」



「上司やチームメンバーとうまくいっていないから、仕事をするのが辛い」



「会社に行きたくない。朝を迎えるのが怖い」
現在、あなたは、そんな状況で悩んでいませんか?
サラリーマンを長く続けてきたのに、こんな状況に陥るなんて…。
かなり辛いですよね。
よく、わかります。
でも、これってチャンスかもしれません。
現在、仕事を干されている状況は、実は新たな働き方を考えるいい機会なのかもしれませんよ!
今回は、仕事を干された時のサインの見極め方から原因の整理、そして次の一手となる出口の考え方まで、ひとつひとつ解説していきます。



私は41歳の頃、11年間勤めていた会社で仕事を干された経験があります。その後、紆余曲折を経て、webライターになったのですが、あの時は、辛かった…。その頃の体験記も、紹介します。
この記事を読むことで、40代で仕事を干されていても、前向きに動き出せるきっかけをつかんでいただければ幸いです。
- 仕事を干されているかどうか確認できる5つのサイン
- 40代で仕事を干される原因
- 仕事を干されている状態を放置するリスク
- 転職・副業・独立という3つの出口の考え方
仕事を干されている?まずは確認したいサイン5つ


今あなたは、会社で仕事をしていて仕事を干されているような気がしていませんか?
この章では、仕事を干されていると感じたらまずは確認したい5つのサインについて解説します。
①会議や重要な連絡から外されるようになった
以前は参加していた会議に、急に呼ばれなくなったり、チーム内の情報共有のメールやチャットが届かなくなったりした場合、それは仕事を干されているサインのひとつです。
業務上の意思決定から距離を置かれている状態であり、「この人に知らせなくていい」という空気が職場内に漂い始めているとも言えます。
気づいたときには、すでにチームの輪から外されているなら要注意です。
②任される仕事が単純作業ばかりになった
これまでの経験やスキルを活かせる仕事から、誰でもできる雑務や単純作業しか回ってこなくなった場合も要注意です。
40代ともなれば、それなりの経験とスキルがあるはず。
にもかかわらず、明らかに格下の仕事しか与えられないのは、上司やチームがあなたに重要な仕事を任せるのを避けているからなのかもしれません。
③同僚と比べて仕事量が極端に少ない
周りが忙しく動いている中、自分だけ手が空いている時間が続くようであれば、意図的に仕事を振られていない可能性があります。
仕事量が半分以下になった、あるいは一日のほとんどを何もせずに過ごしているような状況が続くようなら、干されている状態と考えてよいでしょう。
「暇でも給料が出るからラッキー」とは、なかなか思えないのが正直なところですよね。
④上司やチームメンバーとの会話が減った
職場での雑談や業務上のやり取りがめっきりと減り、自分だけが孤立状態になっているように感じたら、人間関係に何らかの変化が起きているサインです。
特に40代は、年下の上司や若手メンバーとのコミュニケーションがうまくいかなくなることで、知らず知らずのうちに距離ができてしまうことがあります。
原因として多いのが、自分のやり方へのこだわりや、無意識に出てしまう「上から目線」の態度です。
悪気はなくても、相手からすれば「話しかけにくい」「一緒に仕事したくない」という印象につながり、気づいたときには完全に孤立していた、というケースは経験を重ねた40代に非常に多いパターンです。
心当たりがある場合は、意識して変えていきましょう。
⑤自分だけ評価面談や将来の話をされなくなった
昇進や今後のキャリアについて、上司から全く話が出なくなった場合も危険なサインです。
会社が「この人にはこれ以上期待していない」というメッセージを、言葉ではなく態度で示していることになります。
同期や後輩がキャリアの話をされている中、自分だけ蚊帳の外という状況は、精神的にもじわじわとダメージが積み重なりますよね。
特に40代は、昇進や評価が今後の収入にも直結する時期だけに、この状況を放置すればするほど、キャリアの停滞が現実のものになっていきます。
「最近、上司と将来の話をした記憶がない」と感じたなら、それは黄信号と受け止めた方がよいでしょう。
40代で仕事を干される4つの原因


仕事を干されるのには、必ず何らかの理由があります。
「なぜ自分が?」と思いたい気持ちはわかりますが、原因を正確に把握することは、次の一手を考えるための出発点です。
ここでは、40代で仕事を干されやすい4つの原因について、解説します。
①仕事のスピードやクオリティが周囲の期待を下回っている
一つの作業に時間をかけすぎたり、同じミスを繰り返したりしてしまう、「あの人に任せると仕事が止まる」と思われがちです。
その結果、仕事を振られなくなり、やがて完全に干された状態になっていくのです。
40代ともなれば本人にも自分なりのやり方があるものですが、それが周囲のスピード感と合わなくなっていることに気づかないまま時間が過ぎてしまうケースがあります。
周囲にペースを合わせ、働き方を変えていく姿勢が求められます。
②年下の上司や若手との人間関係がうまくいっていない
40代になると、年下の上司のもとで働くケースも珍しくありません。
自分のやり方に自信があるがゆえに、指示に従わず自分のやり方を通してしまったり、意見の違いが態度に出てしまったりすることもあるでしょう。
しかし、年齢が下とはいえ上司からすれば「自分勝手に動く扱いにくい部下」と映り、仕事を振るのを避けるようになります。
人間関係のこじれが干されるきっかけになるケースは特に40代に多く、気づいたときにはすでに修復が難しい状態になっていることも少なくありません。
③会社の方向性と自分のスタンスがずれてきた
会社の経営方針や組織の雰囲気に対して、公然と不満を口にしたり、冷めた態度を取り続けたりしていると、「組織の足並みを乱す存在」とみなされます。
長く同じ会社にいる40代ほど、変化についていけずに古いやり方に固執してしまうリスクがあります。
会社が新しいシステムや働き方を導入しようとしているのに、「前のやり方の方がよかった」と声に出してしまったり、新しい取り組みに非協力的な態度を取り続けたりすることで、じわじわと評価を下げる原因になります。
その結果、重要なプロジェクトから外され、じわじわと居場所を失っていくことになります。
④AIやデジタル化への不適応
近年、急速に広がる生成AIや業務自動化ツールへ対応しきれずに、担当していた業務そのものがなくなってしまうケースが増えています。
例えば、これまで時間をかけてやっていた資料作成やデータ整理、議事録作成といった業務がAIツールで数分で完了するようになっています。
こうした業務を担ってきた人が本人の能力や人間関係に問題がなくても、「次に任せられる仕事が見当たらない」と判断され、事実上干された状態に陥ってしまうのです
40代は、このデジタルシフトの波をもっとも受けやすい世代。
「自分には関係ない」と思わずに、まずは身近なAIツールを一つ使いこなすことから始めてみましょう。
仕事を干されたまま過ごすと、どうなるか?


会社で仕事を干されたままの状態を放置し続けると、じわじわと取り返しのつかない状況になっていきます。
具体的にどんなリスクがあるのでしょうか?
この章では、仕事を干されたまま放置した時に起こるマイナス面を3つ取り上げます。
①精神的なダメージが蓄積していく
周りが忙しく動いている中、自分だけ何もすることがない状況は、精神的にきついものです。
居場所のなさや焦り、自己否定感が毎日少しずつ積み重なっていきます。
実際に、干された状態が続いたことで適応障害やうつ状態になったという声は少なくありません。
2023年に行われた労働安全衛生調査(実態調査)結果によれば、現在の仕事や職業生活に関することで「強い不安や悩み、ストレスを感じる世代は、全世代のなかで40代が87.9%と最も高い結果が出ています。
(参考:厚生労働省「2023年労働安全衛生調査(実態調査)」結果)
40代は、もともとメンタルへのプレッシャーが大きい世代です。
その状態でさらに仕事を干される状態に置かれれば、精神的なダメージが深刻になるのは当然といえます。
②キャリアのブランクが積み上がる
仕事で干されている間は、スキルも経験も積み上がりません。
1年、2年と時間が過ぎるほど、いざ転職を目指そうとした時、「最近何をやっていたんですか?」との問いに自信を持って答えられなくなります。
40代の転職市場では即戦力としての実績が求められるだけに、ブランクのダメージは20代・30代よりも大きく響いてしまうのです。
さらに怖いのは、干されている間に業界やスキルのトレンドがどんどん変わっていくこと。
気づいたときには「自分の経験が通用しない市場になっていた」という事態も十分起こりえます。
③退職勧告やリストラのターゲットになりやすくなる
会社が意図的に仕事を与えないまま放置するのは、本人が自ら辞めることを待っている可能性です。
これは、「追い出し部屋」とも呼ばれる手法で、仕事を与えず、じわじわと自主退職に追い込む会社側の意図が働いています。
干された状態が長引けば、次の人事異動やリストラのタイミングで真っ先に対象になるリスクも高まります。
40代は、まだ動ける年齢。
手遅れになる前に、早めに動き出すことも検討しましょう。
仕事を干された時の3つの対策


現在、仕事を干されているあなたは、現在のどうにもならない状況に、ただただ辛い思いを抱えて過ごしているのではないでしょうか?
しかし、「この会社でどう挽回するか?」だけを考えるのは、狭い考えです。
むしろ、今の環境を離れることを前提に動いた方が、結果的に状況が好転することもあります。
この章では、40代で仕事を干された時に取れる3つの対策について解説します。
①転職を考える
仕事で干されているなら、転職して心機一転を図る方法があります。
しかし、40代の転職は、20代・30代に比べると間口が狭くなるのは事実です。
一方で、即戦力としての専門スキルやマネジメント経験が高く評価されれば、転職で年収が上がるケースもあります。
大切なのは、「今の会社以外に自分の市場価値があるかどうか」を早めに確認しておくことです。
ただ、転職活動を始める前に自分のキャリアや強みを整理できていないと、動き出してから迷いが生まれやすくなります。
そんな時は、キャリアコーチングを活用するのもひとつの方法です。プロのコーチと対話しながら方向性を整理することで、転職先の選択に軸が生まれます。
キャリアコーチングサービスは、自分の今後の仕事の在り方や人生を見つける手助けをしてくれるサービスです。
私が体験したキャリアコーチングサービスの体験談は、下記の記事も参考にしてください。】




②副業で収入の柱をもう一本立てておく
いきなり会社を辞めることに不安があるなら、在職中に副業を始めることをおすすめします。
干されて手が空いている今は、副業を試す時間的な余裕がある状態です。
副業をはじめることで、収入の柱が二本になるだけでなく、仕事を干されている精神的な苦痛から解放されるメリットもあります。
Webライター、動画編集、ITスキルを活かした案件など、パソコン一台で始められる副業のジャンルは、以前と比べて大きく広がっているので、求人サイトで確認してみましょう。


③独立・フリーランスの道を検討する
自分のやりたいことが明確ならば、思い切って独立やフリーランスでの働き方に移行するのも一つの方法です。
私自身41歳で仕事を干された経験を経て、紆余曲折はありましたが、最終的にフリーランスのWebライターとして独立しました。
当時はまさかそんな選択をするとは思ってもいませんでしたが、あの時の干された経験が、今の働き方への転換点になったのは間違いありません。
フリーランスは収入が不安定になるリスクもありますが、自分のスキルと時間を自分でコントロールできる自由があります。
「会社に依存しない働き方」を視野に入れること自体が、40代からの大きな武器になります。


【私の体験談】異動した部署で仕事を干されてしまった過去


この章では、私が、11年間勤めていたある物流会社で仕事を干された体験談を紹介します。
私の経験が何かのお役に立てば、幸いです。
部署異動した先の上司は、プライベートでも仲良くしている友人だった…。
私は41歳の時に、社内異動を言い渡されました。
異動先は、映画にまつわるさまざまな商品を全国の映画館に出荷する部署です。
しかし、その異動の際に、予期せぬ出来事が起こります。
異動先で上司になる人が、プライベートでも仲良くしていた同学年の仲間だったのです。
向こうは上司という立場、私は部下という立場。
「まずは、仕事を覚えないと!」と思い、いろいろと聞くことから始めたのですが、空回りします。



「そんなこともわからないのか?」



いちいち聞かないで自分で考えろ!」
上司となった私の仲間は、管理職というプレッシャーからか、私に常に厳しい態度を取るようになります。
その厳しい態度により、仕事上のちょっとしたことも聞けなくなっていく自分がいました。
「話をしても嫌なことを言われるだけだろう」との気持ちが強くなり、コミュニケーションがおろそかになっていったのです。
そして、確認せずに仕事を進めてしまい、仕事で何度もミスを犯して怒鳴られること複数回。
そのような状況だったので、当然、仕事には身が入りません。
社内で連携しているほかの部署の人たちからは、「仕事ができない人」といったイメージをもたれることにに。
毎日の仕事の依頼も仕事ができない私ではなく上司に直接聞きにくる流れが生まれてしまい、私は社内でどんどん孤立していったのです。
悔しくて夜も眠れない日々が、何度、続いたことでしょうか。
会社に行きたくなくなった私が取った行動
社内で孤立していった私。
毎朝、何とか気持ちを奮い立たせて駅に向かい電車に乗り込むのですが、上司に攻められることを想像すると会社に行けなくなりました。
しまいには、途中下車して公園のベンチでぼーっとしたり、本屋で自己啓発の本を読んだりして時間を潰している始末です。
当時は、結婚もしていたので、かなり後ろめたい気分でした。
しかし、体が会社に向かうことを拒否しているので、どうしようもありません。
「このままではいけない」と思った私は、メンタルクリニックに通うことに決めました。
診断の結果告げられたのは、適応障害です。
【適応障害】
日常生活の中で起こった出来事や環境に対してうまく対処できず、心身に様々な症状が現れて社会生活に支障をきたす状態をいいます。ストレスの原因が明確であることが定義上重要となります。症状はゆううつな気分、不安感、頭痛、不眠など、人によって様々ですが、仕事や学業などを続けたり、対人関係や社会生活を続けることに問題のある状態となります。これらは一般的には正常な人にも現れる症状ですが、適応障害の場合はそれを超えた過敏な状態となります。
治療にはまず原因となっているストレスを軽減し、心理的に回復させることが必要です。また、場合によっては薬物療法が必要なこともあります。
引用:e-ヘルスネット
メンタルクリニックの先生に適応障害を抜け出す方法を質問すると、「仕事を変えるか、部署異動を申し出るか」の2択しかないとのことでした。
部署異動をしたばかりなのにさらに部署異動をするのは難しい状況だったので、この出来事をきっかけに、思い切って会社を辞めることにしました。
そして、自分の興味のある仕事を片っ端から体験してみることにしたのです。
例えば、コーヒーの焙煎(ばいせん)教室や農業見学、犬のしつけ教室などの仕事体験です。
コーヒーの焙煎教室は、コーヒー屋の張り紙をたまたま見かけて。
農業見学は、農業学校のパンフレットを見て問い合わせしました。
犬のしつけ教室は、「仕事旅行」という有料仕事体験サイトで調べて体験してみました。
当時は自分に合いそうな仕事は見つかりませんでしたが、その時の経験が現在のライター業にも活かせているので、無駄ではありませんでした。
今、仕事に干されてしまっているあなたも、動き出したら見えてくるものがあるので、悩んでいるなら思い切って興味のある分野の現場に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
仕事を干されている状況はチャンス!新たなキャリアを考えてみよう!
今回は、40代で仕事を干されてしまっているサラリーマンのあなたに、干されているサインの見極め方から原因の整理、放置するリスク、そして転職・副業・独立という出口の考え方まで解説してきました。
- 仕事を干されているサインは、会議外し・仕事量の激減・孤立感など複数重なって現れることが多い
- 干される原因はスピード・人間関係・方向性のズレなどがある
- 干されたまま放置すると、精神的ダメージ・キャリアのブランク・リストラのリスクが積み重なる
- 仕事を干されたのを機に、転職・副業・独立などの出口を考える
もし、今の状況でひとりで抱え込んでいるなら、キャリアコーチングサービスに相談してみるのも一つの方法です。
自分のキャリアや強みを整理することで、次に進む方向が見えやすくなりますよ。
私自身、41歳で干された経験があるからこそ断言できますが、その状況は必ずしも終わりではありません。
新たな一歩を踏み出せば、確実に今とは違う景色が見えてきます。微力ながら、応援しています。
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