将来フリーランスになりたいけど、そもそも日本のフリーランスの人数ってどれくらいなの?
フリーランスのメリットやデメリットを知りたいなー
現在、サラリーマンとして副業をはじめていて、これからフリーランスも視野にしている40代のあなたは今、そんな疑問を抱えていませんか?
わかりました。40代の後半でフリーランスのwebライターになった私が、お答えします。
今回は、これからフリーランスになりたい40代のサラリーマンのあなたに、現在の日本のフリーランス事情や人口について解説します。
- 日本のフリーランス人口はどれくらいなの?
- 日本でフリーランスが増えている理由
- フリーランスのメリット・デメリット
この記事を読むことで、フリーランスとして働く具体的なイメージができるようになれば幸いです。
フリーランスの定義について
フリーランスとは、どんな働き方をいうのでしょう?
一般社団法人フリーランス協会によれば、フリーランスは下記のような定義です。
私は、フリーランス4年目(webライター歴6年)ですが、改めてフリーランスの定義「会社の看板ではなく、自分の名前で働く人」の一文を読むと、身が引き締まる思いです。
日本のフリーランス人口はどれくらい?
まだまだ、会社員として働くイメージが強い日本で、フリーランスとして生活している人はどれくらいいるのでしょうか?
この章では、日本のフリーランス人口について、解説します。
日本で本業がフリーランスの人は209万人
令和4年(2022年)に総務省統計局が公表した「就業構造基本調査」によれば、日本でフリーランスを本業として働く人の数は、209万人との結果が出ています。
日本の人口で言えば、新潟県の総人口くらいの数です。(正確には、212万6276人)
年齢別で見ると、下記のような結果が出ています。
- 40歳~44歳 19万人
- 45歳~49歳 24.5万人
- 50歳~54歳 24.4万人
- 55歳~59歳 22.5万人
- 60歳~64歳 19.9万人
- 65歳~69歳 20.8万人
- 70歳~74歳 20.2万人
- 76歳以上 17.7万人
参照:基幹統計として初めて把握したフリーランスの働き方
フリーランスで働く人の数は、45歳から49歳が24.5万人と最も多く、日本のフリーランスの人口の3.1%を占めています。
このデータを見て驚かされることは、70歳〜74歳のフリーランスが約20万人、76歳以上が約18万人もいることです。
昔のように定年を迎えたら悠々自適という考えは、はるか昔のことなのでしょうか?
個人的にはその年齢の方々が、どのような職業でフリーランスを続けているのかも気になるところです。
どうせフリーランスとしてやっていくなら、長く続けられる仕事で続けたいものですね。
日本でフリーランスの人数が増えている5つの理由
この章では、日本でフリーランスが増えている5つの理由について、解説したいと思います。
詳しく見ていきましょう。
①働き方改革によりフリーランスも選択肢の一つになったため
2018年に政府により制定された働き方改革により、多様な働き方が推進されるようになったことが、フリーランスの大きな追い風となっています。
「少子高齢化による働き手の減少」や「育児と介護の両立」など、働き方を多様化しないと、仕事がうまく回らない状況に直面しているのが理由です。
それに伴い、雇用形態を問わない公正な待遇や労働時間の見直しなどが同時に進められています。
このことから、フリーランスとして働きやすい環境が整ってきたと言えるのです。
②企業が副業を解禁したことによる影響
2018年1月に厚生労働省が「モデル就業規則」を改定したことも、フリーランスの働き方を後押ししています。
(副業・兼業)
第67条 労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。
これにより、企業側も「働く人のキャリアを築くには、新たな技術を身につけることが有効」と判断し、副業の規定を緩やかにしたのです。
そして、主に大手IT企業やメーカー、金融系などで副業が解禁されました。
「モデル就業規則改定」により、副業からスキルを身につけてフリーランスへと流れる道筋も見えてきたと言えるのではないでしょうか。
③プロフェッショナルな業務委託人材の活用
副業を解禁した企業が、業務委託人材を求め始めたことも影響しています。
新卒を採用してプロフェッショナル人材を一から育てるよりも、すでにプロ人材として活躍しているフリーランスを業務委託で雇う方が、効率的だと考え始めたからです。
みらいワークス総合研究所が実施した、『「企業の業務委託利用」に関する実態調査』の結果を紹介します。
調査項目のなかに、「あなたの勤め先で、今後プロ人材の業務委託が必要か」との問いがあります。
この問いに対して、83.4%の企業が必要と答えている事実があるのです。
参照:みらいワークス総合研究所『「企業の業務委託利用」に関する実態調査』
それにより、業務委託としての契約をしやすいフリーランスが求められるようになったのです。
④リモートワークが当たり前になったため
リモートワークが普及したのも、フリーランスが増えた理由の一つです。
日本では、2020年頃、新型コロナウイルス感染症が拡大。
それに伴い、約5割の企業がテレワークを導入し、在宅で働くようになりました。
総務省の「通信利用動向調査」の2022年のグラフでは、 テレワークを導入している企業の約90%が在宅勤務との実態が明らかになりました。
画像引用:総務省「通信利用動向調査」
このような状況もあり、「今までのように出社しなくても業務を進められる」と仕事の意識自体が変わっていったのです。
同時に、フリーランスとしての働き方にもにわかに注目が集まるようになりました。
⑤フリーランスが仕事がしやすい状況への変化
フリーランスが仕事をしやすい状況に変化したことも、影響しています。
直接企業に問い合わせたり、知り合いに紹介されたりのような曖昧な案件獲得が主流だった時代から、フリーランスの提供サービスが普及して、仕事を得やすくなったのです。
具体的には、クラウドソーシングやフリーランス専門エージェント、ココナラなどのサービスです。
これにより、フリーランスは以前と比べて仕事を得やすくなったと言えるでしょう。
フリーランスとして働くこと/5つのデメリット
フリーランスになりやすい状況が整ってきたとはいえ、働くことのデメリットはないのでしょうか?
この章では、フリーランスの5つのデメリットについて紹介します。
①会社員時代とは異なり収入が安定していない
フリーランスになったら、安定した収入は約束されません。
サラリーマン時代のように、毎月、固定の給料が入ってくる働き方ではないからです。
フリーランスの契約は一般的に業務委託契約のため、正社員のように企業と直接雇用契約を結ぶわけではありません。
雇用関係のない企業から案件ごとに仕事を依頼され、特定の業務で報酬を得る働き方。
そのため、定年まで仕事が約束されているというわけではないのです。
クライアントの都合によっては、途中で契約を切られてしまうこともあります。
このような不安な状況を解消するためには、複数のクライアントと契約して、1つ仕事がなくなっても大丈夫なように備える必要があります。
その方が、精神的にも安定するでしょう。
②自己管理能力がないとやっていけない
フリーランスになると、徹底した自己管理能力が求められます。
サラリーマンのように、会社に管理されているわけではないからです。
例えば、YouTubeばかり見て過ごしても、昼間からお酒を飲んで過ごしても、誰からも注意されません。
しかし、そのような生活が度を超すと、フリーランスとしては致命的です。
仕事が回らなくなり、クライアントの信用を失うことになってしまいます。
最悪の場合、業務停止を告げられる場合もあるでしょう。
そのような自体におちいらないように、フリーランスは、自己管理能力を徹底しなければいけません。
「早寝早起きをする」「適度に運動して健康管理をする」「納期は必ず守るようスケジューリングする」などの自己管理を徹底する必要があるのです。
③孤独になりやすい
日中一人で作業をすることが多いフリーランスは、孤独に陥りがちです。
サラリーマンのように毎日オフィスに出社する必要がないので、人と接する機会が極端に減るからです。
オフィスで社内の人と談笑したり、同僚と飲みに行ったりなどのコミュニケーションはもちろんありません。
そのため、うまく孤独と付き合いながら作業し続けなければいけません。
もし、孤独に耐えられなくなった場合は、自分の業務に関係するコミュニティに参加してみてはいかがでしょうか?
いろいろな意見交換もできますし、刺激も得られますよ。
実は私も、あるビジネス関係のオンラインコミュニティに参加しています。
同じ志を持った仲間同士でつながっているので、頑張ろうという気持ちになり、精神的な支えになっています。
④福利厚生が十分ではない
フリーランスになると、福利厚生(医療保険・有給休暇・退職金制度・子育て支援など)を受けられないデメリットがあります。
企業に雇用されている立場ではないので、サラリーマン時代のような手厚い保護を受けられないからです。
例えばフリーランスになると、会社で加入義務のある厚生年金には加入できません。
加入できるのは、国民年金のみです。
「20歳以上60歳未満の全国民が加入し、定額の保険料を納める制度」
そのため、受け取れる年金は老齢基礎年金のみになってしまいます。
20歳から60歳になるまでの40年間の国民年金の加入期間等に応じて年金額が計算され、原則、65歳から受け取ることができます。
国民年金保険料を納付した期間や免除を受けた期間のほか、サラリーマンや公務員として厚生年金保険や共済組合等に加入した期間や、専業主婦(主夫)として国民年金に加入していた期間についても、老齢基礎年金の計算に含まれます。
ただし、フリーランスになるまでにサラリーマン経験があるなら、その期間の老齢厚生年金をうけることは可能です。
厚生年金保険に加入していた方が受け取ることができる年金です。
厚生年金保険に加入していた時の報酬額や、加入期間等に応じて年金額が計算され、
原則、65歳から受け取ることができます。
とはいえ、「老齢基礎年金」や「老齢厚生年金」だけでは老後が不安なので、個人年金や資産運用でリスクに備えておく必要があります。
具体的には、国民年金基基金や小規模企業共済、IDECOなどです。
⑤事務処理を自分で行わないといけない
フリーランスになると、営業経費や確定申告などの事務処理を自分で行わなければいけません。
サラリーマン時代は、会社で経費の清算や年末調整などを代わりに行ってくれていましたが、フリーランスになったらそうはいかないのです。
例えば、経費や売り上げの管理は、発生するたびにこまめに記録しておく必要があります。
今では、簡単な帳簿会計アプリなどもあるため、うまく活用するのがよいでしょう。
ちなみに私は、会計freeというソフトを用いて、経費や売り上げが発生するたびに、コツコツと記録しています。
会計freeは、簿記や会計の知識がなくても、「仕分け業務から確定申告書の作成までをスマホで簡単にできる」のが特徴です。(※パソコンにも対応しています)
自分の銀行口座やクレジットカードをfreeと同期しておけば、売上が発生するたびに通知されるので、簡単に帳簿付けできるのもポイントです。
私は、はじめてのフリーランスになった4か月後が、確定申告でした。
「簿記の知識はないけど、とりあえずは何かに記録しておくことが大事なのだな。」と会計ソフトを調べていた時に、この会計freeの存在を知って急いで導入した記憶があります。
自分か記録した会計freeの情報を近所の青色申告会で見てもらいつつ申告できたので、だいぶ助かりましたよ。
その当時のことは、今思い出してもドキドキしますね。
そんなこんなで、現在も利用しています。
フリーランスとして働くこと/5つのメリット
①会社員のような人間関係のストレスが少ない
フリーランスになると、会社員時代と比べて人間関係のストレスが軽減されます。
毎日会社のオフィスに出社して、常に嫌な上司や先輩と顔を合わせたり、顧客の電話対応に追われたりする機会が減るからです。
フルリモートの働き方が中心のフリーランスなら、基本的にオフィスに出社することはなくなるので、人間関係に悩まされることはほとんどありません。
これにより、自分のペースで集中して業務に取り組めるようになります。
ただし、リモートワークと言えども、クライアントとの信頼関係を築くためには丁寧なコミュニケーションが不可欠です。
例えば、素早いレスポンスや、相手の立場に立った返答などです。
そのようなことに注意すれば、フリーランスは人間関係のストレスが少なく済みます。
②毎日、満員電車に乗らないで済む
満員電車に乗らないで良い点は、フリーランスのメリットです。
人によってはカフェやコワーキングスペースで仕事をする人もいるかもしれませんが、基本的にフリーランスは自宅がオフィスのため、通勤する必要がありません。
そのため、満員電車の中にぎゅうぎゅう詰めで長時間揺られなければいけなかったり、電車が遅延して社内でイライラしたりすることもありません。
車内での椅子取りゲームもせずに、済むでしょう。
それだけでもだいぶストレスが軽減されますね。
株式会社AlbaLinkが2024年6月に電車通勤の男女500人を対象にした、「電車通勤でしんどいこと」の調査結果が公表されました。
通勤電車の混雑がダントツのトップで、2番目に遅延が上がっていました。
画像引用:【電車通勤でしんどいことランキング】男女500人アンケート調査
会社員にとって通勤電車は、かなりのストレスであるとわかります。
③実力次第で収入を上げられる
フリーランスは、実力次第で収入を上げられます。
フリーランスの報酬は、自身が提供するサービスの質やクライアントへの貢献度により上げられる可能性が高いからです。
例えば、webライターならば、文字単価が5円、10円になったり、記事単価が5万円や10万円になったりするのも夢ではありません。
なかには、それ以上の単価のライターもいます。
つまりは、実力次第で収入を上げられるというわけです。
ただし、収入を上げるためには常に勉強し続け、能力をアップデートしていく姿勢が必要になります。
ライティングだけでなく、デザインや動画編集などのスキルとの掛け合わせも有効な手段です。
ともかく、勉強して日々精進し続けなければいけません。
④自分の得意分野で仕事ができる
フリーランスは、自分の得意分野を武器にして仕事ができるメリットがあります。
サラリーマンの場合、会社と雇用契約を結んでいるので、必ずしも自分のやりたい仕事に携われるとは限りません。
例えば、苦手な事務作業や現場作業など、自分の適性と合わない仕事を強いられることもあるでしょう。
しかし、フリーランスならば、自分の得意なライティングやデザインのプロフェッショナルとして、仕事を選ぶことができます。
結果として、高いパフォーマンスを発揮して、やりがいのあるキャリアを築き続けることができるというわけです。
⑤定年がない
定年がないのも、フリーランスの大きな魅力の一つです。
サラリーマンの場合、会社を定年する年齢が定められており、例え仕事を楽しんでいても、その年齢になると退職せざるを得ないケースがほとんどです。
しかし、フリーランスは仕事がある限り、年齢に関係なく働くことができます。
先述の総務省統計局の「就業構造基本調査」の結果のとおり、フリーランスの人口は70歳〜74歳で約20万人、76歳以上が約18万人と、年齢を重ねても働き続ける人たちが数多くいることが証明しています。
そのため、「生涯現役で仕事を続けたい」「いつまでも自分らしく働きたい」という希望を持っている方には、フリーランスはぴったりの働き方と言えるでしょう。
【体験談】私がフリーランスになった理由
この章では、私がフリーランスになった理由を紹介したいと思います。
これからフリーランスを目指す方の参考になれば、幸いです。
40代で3度の転職を経験をしたのちにアルバイトのwebライターへ
私は副業から徐々に経験を積んで、フリーランスになったタイプではありません。
段階を踏んでフリーランスになるような状況では、なかったからです。
私は42歳で結婚したあと、3回の転職を経験しました。
3回転職した会社は、どの会社も仕事が合わなかったり、人間関係が合わなかったりといった環境でした。
自分に合っていない仕事を選び続けていた私の計画性のなさが、原因です。
そんな状況の中、我が家に子供が生まれました。
「いつまでもこのような転職を繰り返すのは、社会人としても、父親としてもマズイ…。」
危機感を抱いた私は、まず、自分が長く続けられる仕事を見つけることにしました。
自分の心に問いかけたところ、昔から文章を書く仕事をしたかったことに気づきます。
しかし、40代未経験の私を、正社員のライターとして採用する会社は皆無です。
そこで考え付いたのは、アルバイトとしてwebライター職に就き、経験を積むことでした。
運良く採用され、2社でwebライターや取材ライターの経験を積んでいきましたが、新型コロナウイルスの流行により奈落の底に落とされてしまいます。
雇止めにあってしまったのです。
子供の保育園問題をきっかけにフリーランスに
新型コロナウイルスの影響で、雇止めにあってしまった私。
同時に問題になったのが、当時3歳になろうとしていた我が子の保育園問題です。
妻は働いていましたが、私が働いていなければ保育の必要性が認められないというのです
就労証明書の提出期限は、3か月。
私は、必死でさまざまなフルタイムの仕事を探しました。
しかし、決まったのは、webライターとして採用された業務委託の2つのクライアント案件のみでした。
収入も合わせて数千円にしかならない案件です。
「焦る。何とかしないと…。
そうだ!フリーランス宣言をすればいいんじゃないか?」
3カ月の間に新たにアルバイトや就職先を見つけることは難しいと判断した私は、悩んだ末にフリーランスになることを決意しました。
急いで、税務署に開業届を出しに行き、フリーランスの申請をしに行く私。
改行届を出した足で、区役所の保育課に申請書を提出しに行きます。
「大丈夫だろうか?うちの子を今までと変わらず保育園に通わせることができるだろうか?」
ドキドキしながら申請書を書いて提出すると、職員さんが言います。
「大丈夫ですよ!これで申請の手続きは終わりです。」
これで今までと変わらず、子供を保育園に通わせられる。ホッとして体の力が抜けそうだ。
職員さんも柔らかい対応でよかった…。
これが私がフリーランスになった経緯です。
フリーランスを始めて悩んだときの6つの相談先
今まで、フリーランスの人口やメリット・デメリット、私がフリーランスになった理由などを話してきました。
最後に、フリーランスになった時に、相談できる6つの機関を紹介したいと思います。
①報酬の未払いやハラスメントの相談なら/フリーランス・トラブル110番
第二東京弁護士会が運営している、フリーランスのための弁護士相談窓口です。
内閣官房・公正取引委員会・厚生労働省・中小企業庁と連携。
無料で弁護士に相談できるのが、特徴です。
(相談可能な内容)
- 報酬の未払い(報酬の一方的な減額、理由をつけて払わない、納品後に連絡が取れなくなる)
- あいまいな契約(契約書を作ってくれない、報酬があいまいなまま作業をさせられる)
- ハラスメント(暴言・暴力などのパワハラ行為、セクハラ行為、断ると仕事を回されない)
相談は秘密厳守で、電話やメール、web面談や対面の面談ができます。
また、弁護士が間に入って、クライアントとの和解に向けた調整をする「和解あっせん」も受けられます。
②あらゆる法的トラブルを解決するなら/法テラス
国によって設立された、あらゆる法的トラブルを解決してくれる「総合案内所」です。
法テラス・サポートダイヤルや全国各地にある法テラスの地方事務所に連絡すると、自身の悩みに応じた相談機関や団体(弁護士会・司法書士などの相談窓口)情報を無料で教えてくれます。
経済的に困っている人には、無料で弁護士や司法書士に法律相談できたり、問題解決を依頼する際の費用の立て替えをしたりしてくれるのも特徴です。
(相談可能な内容)
賃金・退職金突然の解雇や給料未払いパワハラ・セクハラ
③フリーランスの取引上の問題を相談するなら/下請かけこみ寺
下請取引の適正化を推進することを目的に、経済産業省と中小企業庁が全国48カ所に設置した機関です。
フリーランスの取引上の問題解決に、相談員や弁護士が無料で相談に応じてくれます。
電話相談や対面相談、オンライン相談などの方法があります。(※事前に予約フォームから応募)
(相談可能な内容)
代金未払いや減額受領拒否知財・ノウハウのトラブル
④フリーランスの売上に関するアドバイスなど/よろず支援拠点
国が設置している無料の経営相談所です。
無料で何度でも相談できるのが、特徴です。
課題解決のアドバイスをしてくれるだけでなく、成果が出るまでフォローしてくれるのもフリーランスとしてはありがたいところですね。
(相談可能な内容)
専門家による経営アドバイス(売上拡大の課題分析・解決策の提示)的確な支援機関の提供
⑤税務の相談なら/公益財団法人日本税務研究センター
日本税理士会連合会と全国税理士共栄会が共同で設立した、税に関する日本最大のサービスです。
税務に関して、プロの税理士による相談が無料で受けられます。
相談は電話での対応です。
(相談可能な内容)
税に関する疑問や質問税金や確定申告の流れなど
⑥フリーランスのネットワークを広げるなら/フリーランス協会
国内最大級のフリーランスのネットワークです。
正式名称は、プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会。
フリーランスとして安定して活躍するためのスキルアップや福利厚生などの情報を提供しています。
また定期的にフリーランス交流会やキャリア支援、フリーランスの体験談などのイベントやインボイスや確定申告などのさまざまなサービスを提供。
副業をしている方も対象としているので、これからフリーランスになるなら登録しておいて損はないでしょう。
会員は、無料会員と有料会員(年会費1万円)の2つの会員があります。
フリーランスは、心がけ次第でいつまでも活躍できる素晴らしい働き方!
今回は、サラリーマンとして副業をはじめていて、これからフリーランスになりたい40代のサラリーマンのあなたに、現在の日本のフリーランス事情や人口などについて解説してきました。
- 日本のフリーランス人口は、209万人いる
- 45歳から49歳までのフリーランスが全体の3.1%を占めている
- フリーランスとして働きやすい環境になりつつある
- フリーランスには、メリットとデメリットがそれぞれある
- 困ったらフリーランスの相談先が用意されている
フリーランスは、サラリーマンとは異なり、自由がある反面、すべて自己責任でやっていかなければならない厳しい世界です。
しかし、きちんと自己管理を行い、常に学び続ける姿勢を失わなければ、いつまでも活躍できる素晴らしい働き方と言えます。
とはいえ、一人では心細いこともあるはず。
そんな時には、しかるべき相談機関やフリーランスのコミュニティを積極的に活用して、助けを求めましょう。
今回の記事を参考に、フリーランスに挑戦しようと思っていただけたら幸いです。
私もまだまだ道半ばです。
一緒に頑張りましょう!
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