【フリーランス必見!】嫌なクライアントに出会ってしまった時の5つの対策|副業の人も参考に

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このクライアントさん。なんだか上から目線だなー。

わからないことを質問しているのに、質問に答えてくれない

フリーランスとして仕事をしていると、嫌なクライアントが一定数いるものです。

フリーランスになったらサラリーマンのような人間関係に悩まされないで仕事ができると思っていたのに、また、同じように悩まなければいけないのか…。

シモ

私は現在フリーランス4年目ですが、何回か嫌なクライアントに遭遇したことがありますよ。

今回は、嫌なクライアントの特徴やその対策について解説したいと思います。

この記事が、これからフリーランスになる方やフリーランスを視野に副業をはじめようとしている方の参考になれば幸いです。

ぜひ、ご覧ください。

この記事でわかること
  • 嫌なクライアントに遭遇したフリーランスの割合
  • 嫌なクライアントの5つの特徴とその対策
目次

え?フリーランスの半数以上に嫌なクライアントがいるという現実

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さっそくですが、フリーランスとして仕事をしている人たちのなかで、嫌なクライアントに遭遇した人はどれくらいいるのでしょう?

そんな疑問に答える、ある調査結果があります。

企業のデジタルプロダクト開発支援を行う株式会社Lboseが実施した東京・神奈川・千葉・埼玉のフリーランスを対象にした調査です。(回答数453人)

この調査によると、フリーランスの54.1%が現在や過去、苦手や嫌だと感じたクライアントがいるとの調査結果が出ています。

画像引用:「フリーランスのキャリア・環境に関する調査」

嫌なクライアントのベスト3は、下記の通りです。

1位 威圧的・高圧的・上から目線などのコミュニケーション面
2位 金銭面で足元を見られる
3位 無茶な要求・指示が曖昧・コロコロと要件が変わる

フリーランスの54.1%が、嫌なクライアントと仕事をした経験があることになります。

一方で、フリーランスの45.9%は、苦手や嫌だと感じたクライアントはいないということなので、運の要素もあるのかもしれませんね。

フリーランスにとって嫌なクライアント 5つの特徴

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ここでは、嫌なクライアントの特徴を5つ紹介します。

嫌なクライアント① 上から目線 

上から目線でフリーランスを軽く扱うクライアントは、嫌なクライアントと言えます。

仕事をいただいているとはいえフリーランスとクライアントの間に、仕事をするうえでの上下関係はないからです。

webライターの仕事をしている私が、以前出会った上から目線のクライアントの例です。

「これ、なんでできないんですか?普通出来るのになー」「もちろんできますよね?」と、ややバカにした態度で言われたことがあります。

自分にも足りないところがあったので、丁寧にお詫びをして作業を続けたのですが、それからも上から目線は改まることはありませんでした。

嫌なクライアント② 業務委託契約を交わさない

業務委託契約を交わさないまま仕事をスタートするクライアントがいますが、フリーランスとしては困ります。

契約を交わさないことにより、さまざまなトラブルに発展する可能性があるからです。

例えば、下記のようなトラブルです。

契約期間が定められていないため、突然契約を打ち切られる
業務量を知らないうちに増やされたが、その分の報酬を支払ってくれない
納品後にクライアントが音信不通になっても、会社の住所がわからないため連絡を取れない

そうならないためにも、まずは、仕事を始める前にしっかりと契約を交わす必要があります。

嫌なクライアント③ 場当たり的に仕事を振ってくる

場当たり的に仕事を振ってくるクライアントは、嫌です。

前もって伝えてくれないと、他の仕事が入っている時に対応できないからです。

例えば、何カ月も音信不通だったのに、突然、仕事を依頼をしてくるようなケースです。

私にもそんな経験がありました。

1年以上仕事の依頼がなかったクライアントから突然連絡が入り、「明日の午前中に取材があるんですが、対応してくれませんか?」と言われた経験です。

数千円の低単価で、取材当日の午後17:00までに納品してくださいとの依頼でした。

仕事を依頼していただけるのは大変ありがたいのですが、先方の都合で場当たり的に依頼してくるようなクライアントは、フリーランスの足元を見ているようで嫌な印象を受けた記憶があります。

嫌なクライアント④ 質問してもはっきりとした答えをくれない

業務の疑問にはっきりと答えてくれないクライアントは、かなり苦労します。

納期通りに制作物を納品しようとしても、疑問が解消されない限りは作業が進まないからです。

例えば、いざ、業務がスタートして、先方のレギュレーションを読み込んでわからないところが発生したとします。

その際に、「レギュレーションに書いてないことがあったので教えてくれませんか?」と質問しているのに答えてくれないようなケースです。

私が行っているwebライター業でも、そのような経験があります。

ある記事の執筆で、レギュレーションに書いていないことを質問したら、「普通にやれば大丈夫ですよ!」「その部分は、なんとなく濁して表現してください」と、ぼんやりした答えが返ってきた時には、非常に困った記憶があります。

嫌なクライアント⑤ 何度も修正依頼をしてくる

何度も修正依頼をしてくるクライアントは、やっかいです。

作業がいつまでたっても終わらないばかりか、他に抱える案件の進み具合にも影響を与えるからです。

例えば、デザインの依頼を受けて納品したとします。

その際に、「このフォントの一文字目が小さすぎるので、もう少し大きくしてくれませんか」とか、「画像のピクセル数をもう少し増やしてください」などの細かい修正依頼をしてくるケースです。

修正しても、無限に修正が繰り返されると、気持ちも萎えてきます。

私もwebライターとして、何度も修正を受けた経験があります。

ある案件で、記事の執筆ごとに進み具合を報告するルールがあったんですが、記事を書いているそばから修正が入り、記事のまとめまで一向に進まないという無眼修正です。

いちいち修正が入るので、終わりが見えずに辛い経験でした。

嫌なクライアントへの5つの対策

この章では、嫌なクライアントへの5つの対策を紹介します。

もし、嫌なクライアントに遭遇してしまったら、この方法を試してみてください。

①上から目線のクライアントの対策/やんわりと受け流すかはっきりと意思を伝える

もし、その仕事が自分にとって重要で継続したいと思うなら、上から目線をやんわりと受け流しながら、良好な関係を築いていきましょう。

もし、それでも自分のなかに違和感が生じているなら、直接クライアントに伝えることも大事です。

円滑に仕事をするためには、時に自分の意思を伝えることも大事だと思うからです。

私もあるクライアントに、やんわりと違和感があると伝えた経験があります。

しかし、改善されませんでした。

「このような状況で仕事を続けていても、作業に集中できないし、精神的にもきつい…。」

そう感じた私は、思い切ってそのクライアントとの関係を絶つことにしたのです。

こちらから、案件を終了するのは勇気がいりますが、そういったクライアントとの関係を絶つことにより、意外にも新たに受注が入ることがあるんですよ。

私の経験になりますが、あるクライアントとの関係を断ったら、3つほど良い案件をいただいたことがあります。

②業務委託契約を交わさないクライアントの対策/契約をしっかりと交わす

業務委託契約書を交わさないクライアントに対しては、しっかりと契約を交わしておく必要があります。

フリーランスとクライアント双方が、お互いに納得した形で仕事ができるようにするためです。

契約の際には、下記の条件を確認しましょう。

報酬や契約期間 
「自分の仕事に対する報酬がいくら支払われるか?」「契約期間はいつまでか?」などを、具体的に示してもらう

業務の範囲を明らかにしておく
「自分の仕事の範囲はどこまでなのか?」「修正などの追加業務はあるのか?その際の追加報酬は?」「納品までにはどれくらいの期間の幅があるか?」など

著作権や情報漏洩の基準
ライティングやデザイン、動画など納品物の著作権の所有者、情報漏洩をした場合のペナルティなどの取り決めを明示してもらう

これらの基準を業務委託契約書に記載してもらい、手元に残しておくことは、フリーランスにとって重要なことです。

もし、それでも契約書を交わしてくれない場合は、「顧問弁護士に契約書を交わすように言われている」などと、しかるべきところに指示されている旨を伝えて、契約をかわしてもらうとよいでしょう。

③場当たり的に仕事を振ってくるクライアントの対策/発注の背景を確認する

場当たり的に仕事を振ってくるクライアントへの対処法は、まず、どのような状況で仕事が発生しているかを聞き出すことが大切です。

「クライアントが忙しい状況での依頼」「プロジェクトの優先順位が頻繁に変わる状況での依頼」など、依頼の背景を理解することで、適切な対応を取るためです。

あいまいな依頼ならば、きちんとした取り決めを交わした方がよいでしょう。

具体的には、下記のような取り決めです。

契約書を作成し、納期、報酬、修正回数を明確に定める。
定期的な打ち合わせを行い、今後のスケジュールや案件の発生時期などを共有する
急な依頼に対応する場合は、別途費用がかかる旨を伝え了承を得る

もし、取り決めを交わしてくれない場合は、断る勇気も必要。

無理に案件を抱えて、キャパオーバーになるなら本末転倒です。

④質問してもはっきりとした答えをくれないクライアントの対策/しっかりと回答を引き出す

業務の疑問に明確な答えをくれないクライアントとの仕事は、難しい面があります。

あいまいなまま仕事を進めてしまうと、納期遅延や品質低下につながるリスクが高まってしまうからです。

そのため、事前にクライアントからしっかりと回答を引き出すことが重要です。

回答を引き出す際には、できるだけ具体的に、そして簡潔な質問をするようにしましょう。

例えば、下記のような質問です。

●レギュレーションのAと書いてある部分について、もう少し詳しく説明していただけますか?」

●もし、○○のケースが発生した場合、どのように対応すればよいでしょうか?

明確な答えを得られないなら、「この情報がなければ、作業を進めることが難しいので、何か他に参考になる資料はありませんか?」と、別の質問を投げかけるのも手です。

もし、それでも難しい場合は、「この件について、より詳しい方に相談させていただくことは可能でしょうか?」と担当車変更を打診してみてもよいでしょう。

⑤何度も修正依頼をしてくるクライアントの対策/修正の意図を確認する

何度も修正依頼をしてくるクライアントには、まず、その意図を確認することが大切です。

「なぜ、その部分が気になるのか」「どのような点に違和感を持つのか」を具体的にたずねることで、こちらのイメージとのギャップを埋めるためです。

例えばデザイン業務で、「このフォントが小さすぎる」と指摘された場合、「具体的にどのくらいの大きさにすれば、イメージにふさわしくなりますか?」のように質問してみましょう。

クライアントの要求が明らかになれば、よりスムーズに作業を進めることができるはずです。

それでもまだ、修正が多い場合には、改めてクライアントと話し合いの場を設けて、修正回数の制限を設けるのも解決策の一つです。

嫌なクライアントを判断する方法/最後は直感?

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フリーランスとして仕事を受ける前に、嫌なクライアントを判断できればいいですよね。

そんな判断基準があればいいのですが、やってみないとわからないところが悩ましいところ。

私の経験では、担当者と話していてなんとなく違和感があるなら、その予感はだいたい合っていることが多いと思います。つまり、直感です。

サラリーマン時代の嫌な上司になんとなく受け答えが似ている
なんだかわからないけれど、話し方が横暴な感じがする
納期や予算の具体的な条件を聞いてもはっきりした答えがなく、不信感を持った

面接でこのような感覚を覚えたら、仕事を受けるかを冷静に判断しましょう。

一番やってはいけないのは、違和感があるのに「大手企業案件だから安定している」とか、「報酬が高いから稼げる」などの表面的なことに目がくらんで、仕事をはじめてしまうことです。

大手企業の安定や高収入も重要なポイントですが、長期的に見て、自分のスキルアップにつながる仕事かどうかを冷静に見る目も必要だと思います。

中途半端に仕事をすると時間が無駄になってしまうので、違和感を覚えたなら辞退して、別の案件に応募した方がよいかもしれませんね。

嫌なクライアントは一定数いる。出会ってしまったら対策を立ててうまく乗り切ろう。

今回は、嫌なクライアントの特徴やその対策について解説しました。

まとめ
  • フリーランスの54.1%は嫌なクライアントに遭遇している
  • フリーランスにとって嫌なクライアントは主に、「上から目線」「業務委託契約を交わさない」「場当たり的に仕事を振ってくる」「質問してもはっきりとした答えをくれない」「何度も修正依頼をしてくる」
  • 嫌なクライアントへの対処法は、「上から目線には、はっきりと意思を伝える」「契約をしっかり交わす」「発注の背景を確認する」「疑問への回答をしっかりと引き出す」「修正意図を確認する」

フリーランスとして仕事をしていくうえで、約5割の人が嫌なクライアントを経験しているという調査結果は、驚きでした。

しかし、同時に、「自分だけではない」と勇気づけられる結果でもあります。

例え、嫌なクライアントに遭遇したとしても、めげずにうまく乗り切りましょう。

そして、最終的には自分にとって良いクライアントに出会い、長く仕事ができるといいですね。

今回の記事が、フリーランスを長く続けていきたい一人として、あなたのなんらかのお役に立てれば、この上ない幸せです。

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この記事を書いた人

はじめまして。webライター6年目のシモといいます。

5度の転職を経験。40代後半で3度の転職をしたあと、サラリーマンを卒業。

アルバイトとして2年間webライターの経験を積んだあとフリーランスのライターとなり、今年で4年目の50代です。

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