【40代からの挑戦】 Webライターの魅力を徹底解剖/好きなことで生きていたい!

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webライターの仕事に興味があるけど、未経験からでもはじめられるものなの?

フリーランスとして生きていきたいんだけど、ライターだけで生きていけるのかな?

本を読んだり、文章を書いたりするのが好きなあなたは、今、webライターの仕事をしてみたいと思っているものの、できるかどうか迷っているんですね。

シモ

大丈夫ですよ!実は私も、あなたと同じように40代未経験で、webライターになりました。

アルバイトで2年間webライターをしたあと、現在はフリーランスとしてやっています。

 

今回は、未経験からwebライターになった私が、ライターを目指す40代のサラリーマンのあなたに向けて、webライターの魅力や身に付けておくと良いスキルなどについて、詳しくお伝えします。

この記事でわかること
  • webライターの7つの魅力
  • webライターとして身につけておくとよい5つのスキル
  • 執筆するだけでは終わらない。webライター4つのキャリアパス

この記事を読むことで、webライターの仕事に興味を持っていただけたら幸いです。

目次

知ってほしい!webライターの7つの魅力

web writer merit

それではさっそく、webライターの魅力について紹介したいと思います。

ここでは、主な7つの魅力を取り上げます。

webライターの魅力①未経験から始められる

webライターの魅力は、未経験からでもはじめられるところです。

動画編集やwebデザインなどは、はじめるまでに技術習得の時間が多少なりともかかりますが、webライターは違います。

基本的な日本語作成能力さえあれば、年齢・性別・資格なしでも簡単に挑戦できるのです。

そのため、webライターは、未経験でも簡単にはじめられます。

webライターの魅力②はじめるのに初期投資が少ない

webライターは、初期投資が少なくはじめられるのが特徴です。

パソコンとインターネット環境さえ整っていれば、はじめられます。

執筆は、グーグルドキュメントやWordなどに執筆するだけです。

あとは、二画面で効率的に作業するためのデュアルモニターを用意するくらいでしょうか。

デュアルモニターは、資料を表示してパソコンで執筆作業をするのに役立ちます。

パソコン代10万円ほど、デュアルモニター1~2万円ほどの初期投資で、webライターをはじめられるというわけです。

webライターの魅力③論理的思考力が養われる

webライターとして執筆作業を続けていくうちに、論理的思考力が身につきます。

論理的思考力が身につくことで、読者に説得力のある文章を読ませることができるようになるのです。

また、論理的思考力を身につけると、下記のような力が付きます。

●情報収集力
●文章構成力
●執筆スピードの向上
●企画力・編集力

とはいえ、単に文章を書いているだけでは、論理的思考力は身につきません。

論理的思考力を身につけるには、訓練が必要です。

具体的には、下記の訓練をしてみるとよいかもしれません。

●自分が良いと思う論理的な文章を写経(書き写し)する
●基本的な型を用いて文章を書く
●さまざまなテーマで、文章を書く
●文章に関する本を読み実践してみる
●知人や編集担当者に、自分の文章を客観的に見てもらう

文章を書く際の基本的な型の一つに、PREP方があります。

PREP法とは?

結論を先に述べて、わかりやすく伝える文章構成の手法

・P=Point(結論) カレーは、日本人の家庭で愛される定番料理です。

・R=Reason(理由)どんな食材とも相性が良く、飽きずに食べられること、市販のルーやさまざまなスパイスを使って自分好みにアレンジできるのが理由です。

・E=Example(具体例)料理法は簡単。タマネギ・にんじん・ジャガイモ、鶏肉や豚肉などの具材を切って、じっくり煮込むだけで簡単に作れます。

・P=Point(結論) これらの理由から、カレーは日本人の食卓に欠かせない存在となっているのです。

まずは、このような型を用いて、文章を書く練習をしてみましょう。

webライターの魅力④書けば書くほど収入が上がる

webライターは、書けば書くほど収入になるのが魅力です。

文字単価や記事単価で、支払いが決まる働き方だからです。

例えば、文字単価1円、文字数3,000文字の記事を1日に3記事書くとします。

25日稼働すると、下記のような計算になります。

文字単価1円×3,000文字×3記事(1日)×25日

全75記事で225,000円

文字単価2円になると、下記の通り。

文字単価2円×3,000文字×3記事(1日)×25日

全75記事で=450,000円

これはあくまで一例です。

あなたのスキルや努力次第でもっと単価が単価が上がれば、記事数が少なく効率的に稼げるようになるでしょう。

webライターの魅力⑤自分の知らない知識や情報を吸収できる

webライターをしていくなかで、今まで知らなかった知識や情報を得られるのが魅力です。

クライアントによって、さまざまな分野の執筆に対応するからです。

例えば私は、あるクライアントの記事を執筆するなかで、家電製品の選び方や調味料の保存方法、バランスのよい食事の摂り方などを学びました。

そのほかにも、カレーにこびりついた鍋を綺麗にする方法や、魚焼き器に魚の匂いがつかない焼き方を知り、今でも実践していますよ。

webライターをやっていると、生活の知恵もつきますね。

webライターの魅力⑥取材やインタビューでさまざまな出会いがある

webライターはパソコン上で参考記事を調べて執筆する、「いわゆるコタツ記事」だけが仕事ではありません。

案件によっては、店舗に出向いて取材したり、企業の担当者にインタビューしたりなどして、執筆することがあるからです。

その際、さまざまな人に出会えるのは、魅力です。

例えば、私は下記のような取材やインタビューの経験があります。

●映画館のオープンイベントの取材
●百貨店の催事の取材
●ホテルの料理フェアの取材
●美術館の絵画展の取材
●企業のシステム導入事例のインタビュー

このような取材やインタビューを通して、そこで働いている人の想いや仕事の姿勢などを直に感じられると、心からうれしい気持ちになるんですよ。

webライターの魅力⑦SEOの知識が身につく

webライターは、SEOの知識が身につくのも魅力です。

SEOは、Search Engine Optimizationの略で、webサイトの記事内容をGoogleやYahoo!などの検索エンジンに見つけられやすいよう整え、検索順位を上げる対策を取ることです。

この技術を身につけることで、下記のような結果を得られます。

具体的には、下記のような結果です。

●検索順位で1位を取ることにより多くの人に自分の記事が読まれ、サイトの集客力が向上する
●集客力が向上することで、クライアントからさらなる案件の依頼が増える
●YouTube動画の台本作成やXやInstagramなどの分野に応用できる

webライターがSEOの知識を身につければ、さまざまな仕事を得ることができるでしょう。

webライターの募集では、SEOの知識が必須条件として求められているところもあるほどです。

webライター7つのデメリット

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webライターは魅力がある仕事ではありますが、当然デメリットも存在します。

ここでは、webライターのデメリットを7つ紹介します。

デメリット①はじめからいきなり稼げない

webライターになりはじめの初期の段階では、思うように稼げない可能性があると理解しておく必要があります。

はじめのうちはスキルが足りないため、高単価案件を獲得するのが難しい面があるからです。

例えば、クラウドソーシングサイトで未経験を募集している案件では、1記事1,000文字で100円という案件も珍しくはありません。

1記事100円は安すぎるので避けるとしても、最初の数件は0.5円ほどの少額の案件からはじめ、地道に実績を積み重ねていけば、1円、2円、3円と高単価案件を獲得できるようになる可能性は十分にあります。

そのためにも継続的な学習と努力が必要です。

ちなみに私は、フリーランスになってから半年間は、月給2万円ほどでした。

デメリット②リサーチに時間がかかる

webライターになりたての頃には、リサーチに予想以上の時間がかかるものです。

執筆の際、その内容に信憑性があるかどうかを、確かな情報源(一次情報)から探さないといけないからです。

例えば、健康系の記事を書く場合には、厚生労働省のwebサイトや医学論文など、家電系の記事を書く場合には、メーカーのホームページや専門家のサイトと確かな情報から調べます。

そして、情報収集したら、次の執筆の際もその情報は使える可能性があるので、情報をすぐに取り出せるよう効率化しておくのがおすすめです。

自分が調べた信頼できる情報をブックマークするなり、表にまとめてリストアップしておきましょう。

今では、調べた情報をメモして見たいときに見られるツールもありますので、うまく活用するといいですよ。

ちなみに私は、会社員を辞めてアルバイトからwebライターをはじめましたが、医療関係の情報をリサーチするのに1週間ほどかかり「なにやってんだ?」と途方に暮れた苦い経験があります。

はじめはそのようなこともあるかもしれませんが、続けていくうちに慣れたてくるので、めげずにやるしかありません。

デメリット③孤独に耐えなければならない

webライターは、一人で黙々と作業を進めることが多い仕事です。

1日中リサーチや執筆作業に没頭することが多いため、孤独感を募らせるかもしれません。

クライアントとのコミュニケーションがチャットやメール中心だったり、一緒に働く仲間がいなかったりで、リアルなやりとりが少ないのが原因です。

とはいえ、1日中パソコンに座り続けていると、メリハリもなく、反対に集中力が切れることもあるでしょう。

そんな時に、気分を変える方法を紹介します。

●コワーキングスペースで作業をする
●ライターのオンラインコミュニティに参加する。
●仕事とは別の趣味でつながりを持つ

このような方法で、孤独とうまく付き合いながら作業していくことが大切です。

ちなみに私は孤独を感じた時に、オンラインコミュニティの「もくもく作業会」というものに参加していました。

同じ空間でもくもくと自分の作業をするだけなのですが、みんなで作業をしているという安心感から孤独感がなくなっていった記憶があります。

デメリット④ライバルが多い

webライターは簡単に始めやすい職業であるため、多くのライバルが存在します。

そのため、単価が下落したり、案件獲得が難しくなったりと、厳しい側面もあります。

しかし、専門性を高めることで、これらの問題を解決し、他のライターとの差別化を図ることが可能です。

例えば、下記のような専門性です。

●転職体験を活かした転職関係の専門ライター
●ファッションの知識を活かしたファッション専門ライター
●ゲームの知識を活かしたゲーム専門ライター

このような分野で、自分の専門性を磨き続ければ、他のライターとの差別化を図ることができるでしょう。

あなたもwebライターをやりながら、何か得意なことを見つけてみてください。

ちなみに、私は、映画や取材やインタビューが好きなので、その分野に特化するために挑戦中です。

デメリット⑤合わないジャンルで長続きしない

webライター初心者の中には、自分に興味のない分野や知識が少ない分野で執筆をはじめ、長続きしなくなるケースがあります。

つまらないと思いながら仕事をすることになり、継続できなくなるのです。

例えば、海外旅行の経験が少ないのに、海外旅行に関する記事を継続的に受注する、料理経験がないのに料理のレシピの記事を継続的に受注するといったケースです。

簡単そうだからと、安易な理由で案件を選ぶのは、避けた方がいいかもしれません。

しかし、興味のない分野に挑戦することは、ライターとしての幅を広げるチャンスです。

事前に徹底的にリサーチしたり、経験者にアドバイスを求めたりと、工夫次第で克服できることもあります。

まずは、挑戦してみましょう。

デメリット⑥継続案件を取らないと稼げない(営業活動が必要)

webライターとして安定した収入を得たいのであれば、単発案件だけでなく、継続案件の獲得も視野に入れなければいけません。

継続案件は安定した収入源となるだけでなく、精神的な安定感をもたらせます。

また、クライアントとの信頼関係を築き、スキルアップにもつながるはずです。

それにより、ライターとして長く活躍できるようになるでしょう。

継続的に案件を獲得するためには、SNSで積極的に情報発信したり、直接企業に営業したりして仕事の受注機会を増やす必要があります。

ちなみに私は、自分のブログを見ていただいたクライアントからSNSを通して連絡があり、案件のお話をいただいたことが何回かありますよ。

デメリット⑦計画的に作業をするのが苦手だと辛い

webライターをするなら、計画的にスケジュールを立てて仕事をしないと厳しい面があります。

どの分野の仕事でも同じですが、計画性がないと納期に間に合わなくなってしましまう可能性が高いからです。

そのため、複数の案件を抱えた時には、どの案件から着手すべきか、スケジュールを立ててから計画的に作業を進める必要があります。

納期に間に合わせられないと、クライアントに迷惑をかけてしまうばかりか、記事の質が低下する危険性も高まります。

その結果、自分のライターとしての評価を下げてしまい、モチベーションも低下するでしょう。

そのような事態を避けるためにも、タスク管理ツールを使って、スケジュール管理することがおすすめです。

タスク管理ツールには、Trello(トレロ)NotionTodoistなどのツールがあるので、自分が使いやすいものを活用しながら、スケジュールを立ててみましょう。

webライターのメリット・デメリットアンケート

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ここで、株式会社AlbaLinkが現役webライター109人を対象に行った、仕事のメリットやデメリットについて紹介したいと思います。

まずは、メリットです。

webライターの仕事のメリットに「時間が自由に使える」と答えた人は109人中51人と、1位の結果に。

そして、「場所が自由」、「スキルアップができる」との結果が続いています。

webライターは時間の融通が利いて、ネット環境さえあれば場所を選ばずに仕事ができるところが魅力ということですね。

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次にデメリットです。

webライターのデメリット1位は、「単価が安い」です。

そして、「収入が不安定」「仕事探しが難しい」との結果が続いています。

1位から3位が、全て収入面に関しての回答になっているところがポイントです。

収入が低いのは、webライターにとって死活問題ですね。

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参照:【WEBライターのメリット・デメリットランキング】現役WEBライター109人アンケート調査

webライターに向いている人の5つの特徴

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「webライターの魅力やデメリットについてはわかったけど、実際、自分はwebライターに向いているんだろうか?」

この章では、そんな疑問に応えて、webライターに向いている人の特徴を5つ取り上げたいと思います。

webライターに向いている人①書くことが好きな人 

文章を書くのが好きな人は、webライター向きと言えます。

webライターの仕事は、情報を整理しわかりやすく文章で伝えるのがメインの仕事だからです。

そのため、自分の考えを文章にまとめたり、物語を書くのが好きだったりするのであれば、長く続けられるでしょう。

webライターが書く文字数は、平均的に3,000〜5,000文字ほどですが、案件によっては1万文字以上書く場合もあり、文章を書くことに楽しさを感じられないと、モチベーションが下がる可能性があります。

そのため、文章を書くことが好きな人は、webライター向きです。

とはいえ、最初は文章を書くのが苦手だったとしても、継続することでだんだんと慣れていきますので、大丈夫ですよ。

多くのプロのライターさんも、最初は苦労しながらスキルを身につけていったのです。

webライターに向いている人②集中して作業に取り組める人

集中して作業に取り組める人は、webライター向きです。

webライターの仕事は、リサーチや文章作成、校正など、長時間1つのことに集中して取り組むことが多い仕事だからです。

特に、複雑なテーマの記事を扱っている時や、複数の案件を同時進行でこなしている時には、高い集中力が求められます。

しかし、1つの執筆作業に長時間没頭できず、他のことに気が散ってしまう場合には、作業効率が低下している証拠です。

集中力を高めるために、ポモドーロテクニックを取り入れたり、イヤホンで音楽を聴いたりして、集中力を高める工夫が必要です。

ポモドーロテクニックとは?

仕事のタスクを25分間ごとに区切り、集中力を高めるテクニックのこと。

①25分間の作業を1ポモドーロとし、1ポモドーロが終わったら5分の休憩

②2ポモドーロが終わったら5分の休憩

3ポモドーロが終わったら5分の休憩

③4ポモドーロが終わったら、15~30分ほどの長い休憩を取って再開

このような方法を取りながら、集中力を高めていきましょう。

webライターに向いている人③知識欲が旺盛な人

知識欲が旺盛で、新しいことを学ぶのに楽しみを覚える人は、webライター向きです。

読者の興味を引いて魅力的な記事を書くことが、webライターには求められるからです。

そのためにも、常に新しい情報にアンテナを張り、積極的に知識を吸収していく姿勢が求められます。

例えば、最新のトレンドや流行、社会問題など、幅広いジャンルに興味を持つのがよいでしょう。

新しいことを学ぶ喜びを感じながら、さまざまなテーマの記事に取り組める人は、webライターとして活躍できます。

webライターに向いている人④読者の悩みを解決したい人

自分が執筆する記事で誰かの役に立ちたいと思っている人は、webライター向きです。

webライターは読者の疑問を解決し、役に立つ情報を提供することが求められるからです。

例えば、体型に悩む人に、効果的なダイエット方法を教えたり、パソコンソフトの使い方がわからない人に、わかりやすい操作方法を教えたりといったことです。

読者の立場に立って共感できる言葉でピンポイントの情報を伝えられれば、実力のあるwebライターとして一歩前進できるでしょう。

webライターに向いている人⑤記事の修正を前向きにとらえられる人

自分の書いた記事の修正を前向きにとらえられる人は、webライター向きです。

webライターの仕事は、クライアントや編集者から構成内容や書いた文章の言い回し、誤字などを指摘されることが、しばしばあるからです。

例えば、文章の言い回しだったら下記のような指摘です。

●文章が冗長(無駄が多くて長い)になっている
●文章のねじれ(主語に対して述語が合っていない状態)が起きている
●「です。」「ます。」が3回連続している
●専門用語がわかりにくい
●二重否定(「行けないこともない」のような表現)がある

これらの指摘は、クライアントや編集者の間違い探しではなく、文章をよりよくするための貴重なフィードバックです。

はじめは、納得がいかないこともあるかもしれませんが、「自分で気づかないことを指摘してくれている」と、前向きにとらえましょう。

そして、一度指摘された間違いは、二度と間違えないよう記録しておくとよいですね。

未経験でwebライターをはじめる際、身につけておくとよい5つのスキル

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これから未経験でwebライターをはじめるにあたって、最低限のスキルを身につけておくと安心です。

この章では、webライターに必要なスキルを5つ紹介します。

①わかりやすい文章スキル

webライターとして基本的に必要なスキルは、わかりやすい文章を書くスキルです。

webサイトを訪れる人は、自分の知りたい疑問をすぐに解消したいと考えています。

説明不足で伝わりにくい文章で書かれた記事では、読者の時間を奪ったり、別のサイトへと離脱されたりしてしまいます。

例えば、「このパソコンは、非常に高いパフォーマンスを提供します」のような文章では、具体的にどこが優れているかわかりません。

「従来品と比べて処理速度が2倍になったので、大容量のデータを短時間で処理できる」のように、具体的な数値や比較対象を示して、読者の疑問を解消しましょう。

②情報収集スキル

webライターには、信頼できる情報を探す「情報収集スキル」が必要です。

誤った情報をもとに執筆してしまうと、その情報を提供しているクライアントの社会的信用を低下させるばかりか、ライターとしてのスキルも疑われてしまいます。

そのため、政府や公共団体などが公表している統計データや学術論文などの一次情報を調べて執筆することが大切です。

そのほかにも、下記のような情報源も参考になります。

●新聞社が提供している有料記事の情報
●企業のプレスリリース
●専門家や企業の担当者への直接取材

一次情報にもとづいた記事を書くことで、クライアントに安心してもらえるライターを目指しましょう。

かくいう私も、情報収集は、常に気を使う部分です。

③SEOライティングのスキル

SEOライティングは、webライターが行うライティングの中で最も重要なスキルです。

SEOライティングは、読者の検索意図に沿った価値ある記事を執筆して、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示させることにより、サイトへの流入を増やすテクニックです。

SEOライティングは主に、下記のような方法で行います。

STEP
キーワード理解(そのキーワードで検索する人の検索意図を想像する)
STEP
ヤフー知恵袋や教えてgooなどの悩み相談で読者を想定する
STEP
サジェストキーワード(検索キーワードを入力した際に表示される検索候補)や関連キーワードを調べる
STEP
その検索キーワードの上位10サイトの記事の内容を調べる
STEP
文章の構成を考える
STEP
タイトルや見出しにキーワードを含める
STEP
執筆する

クライアントによっては、キーワード選定から依頼されるケースもあります。

SEOライティングのスキルを身に付けて、受注単価が高いライターを目指しましょう。

④WordPressの入稿スキル

WordPressに直接記事を入稿できると、仕事の幅が広がります。

WordPress入稿とは?

簡単にwebサイトやブログの作成ができるソフトウエアであるコンテンツマネジメントシステム(CMS)の1つWordPressに記事や画像を直接執筆すること

webメディアの編集者は、ライターから納品された原稿をWordPressに入稿し直すのが一般的です。

この手間をwebライター側で行えれば、編集者側の手間を省いて重宝されるでしょう。

⑤AIの活用スキル

これからのwebライターには、AIをうまく活用するスキルも必要になってきます。

AIツールは、webライターの生産性を向上させ、より高品質な記事作成を可能にするからです。

例えば、AIにあるキーワードに関する構成案を渡すと、導入文や本文、結論などの基本的な構成を提案してくれます。

また、キーワードリサーチや文章の校正なども可能です。

ただし、AIは客観的な情報を提案してはくれますが、万能ではありません。

事実確認を行い、最終的には、自分の目で判断しましょう。

ちなみに、AIツールには、ChatGPTGemini(旧Bard)Catchyトランスコープなどがあります。

私もまだまだ、AIを使いこなせているとは言えないので、何とかうまく活用できればと思っています。

未経験でwebライターとして執筆するまでの3つの流れ

web writer shittpitu start no nagare

webライターをはじめようと思ったら、さっそく、自分の執筆先を探していきましょう。

この章では、未経験でwebライターをスタートするあなたに、執筆するまでの3つの流れについて紹介します。

ステップ①案件を獲得する

webライターには、案件獲得が不可欠です。

依頼されるクライアントがいなければ、記事の執筆はできません。

まずは、案件獲得の行動をスタートしましょう。

具体的には、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスに登録する、求人サイトに応募して直接案件を獲得するなどの方法があります。

ただし、クラウドソーシングサービスには、メリットとデメリットがあります。

クラウドワークスのメリット・デメリット】

メリットデメリット
初心者ライターが取り組みやすい
登録料が無料
案件数が多い
案件の難易度が低い
未経験者向きとうたった低単価案件がある
報酬により5%~20%のシステム料がかかる
ライバルが多く安定して稼げない

クラウドワークス

【ランサーズのメリット・デメリット】

メリットデメリット
初心者ライターが取り組みやすい
サポートが充実
登録料が無料
案件の難易度が低い
未経験者向きとうたった低単価案件がある
一律16.5%のシステム料(税込)がかかる
ライバルが多く安定して稼げない

ランサーズ

私はwebライターをはじめる際、クラウドワークスとランサーズに登録はしたものの、収入面を含めて思うような案件を獲得できなかったので、求人サイトの案件を探していました。

例えば、IndeedスタンバイエンゲージWantedlyなどの求人サイトです。

また、自分の興味のある分野、例えば「映画ライター 募集」というキーワードだったり、「東京 ライター募集」といった地域で絞ったキーワードだったりでも、検索していました。

ステップ②テストライティングへの対応

求人に応募して書類選考を通過したあとすぐにwebライター業をスタートしたいところですが、その前にテストライティングを求められるケースがあります。

テストライティングとは?

クライアント側の意向にそった記事が書けるライターであるかを確認するための試験のこと

個人的にテストライティングは、クライアントによっては、1文字1円のように報酬ありで依頼されることもありますが、ほとんどの場合、無報酬で依頼されることが多い印象です。

無償の場合、労力をかけたのにテストライティングで落とされてしまうと、「悪く言えばただ働き」で終了してしまうので、疲れがどっと出てしまいます。

しかし、はじめのうちは、案件獲得のためと割り切って、テストライティングに合格できるよう全力投球しましょう。

個人的な意見としては、テストライティングで振りわけることなく、書類選考を通過したならまずはお試しでも業務を経験させていただきたいところです。

ステップ③執筆作業スタート!

見事テストライティングに合格したら、いよいよ本格的な執筆作業のスタートです。

まずは、クライアントから渡されるレギュレーションをじっくりと読み込みましょう。

レギュレーションとは?

クライアント側が定める執筆ルールや必要情報、気をつける部分などを定めた資料

レギュレーションをじっくりと読み込んだら、決められた期限に間に合うよう執筆して記事を納品します。

最初のうちは、納品したあとにいくつもの修正が入ることも。

修正依頼を目にして、自分が否定されたようで落ち込むことがあるかもしれません。

しかし、それは、あなたを否定しているわけではなく、記事の改善を図るための提案です。

あなたの成長を期待する愛情ととらえましょう。

そして、何がいけなかったかを真摯に受け止めて、次の執筆で活かしていけばOKです。

そうすることにより、あなたのライティング技術はメキメキと上達していきますよ。

webライターが行う主な6つのライティング

webライターとして仕事をするなら、さまざまな案件で執筆することになると思います。

ここではwebライターが行う代表的なライティングの種類を紹介します。

①SEOライティング

先述したとおりSEOライティングは、読者の検索意図に沿った価値ある記事を執筆し、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示させることにより、サイトへの流入を増やすテクニックです。

例えば、「誕生日 ディナー おすすめ」のキーワードで検索した人が、あなたの書いた「彼女と過ごす誕生日ディナーにおすすめのレストラン5選」という記事を見つけたとします。

その読者が実際にお店の予約をした場合、あなたの記事が間接的に売り上げに貢献したと言えるでしょう。

結果、あなたのSEOライティングが評価され、単価アップの可能性も高まるかもしれないのです。

②インタビュー・取材ライティング

クライアントからの依頼により、インタビューや取材をした内容をもとに執筆するライティングです。

集客や企業のブランディングなどに活用します。

インタビューや取材を通じて得られる情報は、他のサイトにはないオリジナリティあふれるコンテンツとなり、読者の興味を引くことが可能です。

取材・インタビューには、例えば下記のような内容のものがあります。

●会社の経営者や従業員のインタビュー
●飲食店やホテルなどの料理の取材
●IT系システムの導入事例インタビュー
●イベントのレポート
●求人広告の採用担当者や先輩社員へのインタビュー

インタビューや取材ライティングは、企業のメッセージを効果的に伝え、顧客との関係を深めるのに非常に効果的な手段なのです。

③セールスライティング 

商品やサービスの魅力を最大限に引き出し、読者に「買いたい!」「利用したい!」と思わせる文章を作成するライティングです。

読者の心に響く言葉を選んで、最終的にユーザーの購入につなげるのが目的です。

例えば、下記のような分野でも、セールスライティングが使われています。

●LP(ランディングページ)=広告をクリックするとはじめに表示されるページ
●ダイレクトメール
●ホワイトペーパー(=企業のダウンロード資料)
●YouTubeの商品紹介
●メルマガ

セールスライティングは、単なる文章作成スキルにとどまらず、顧客の心を動かしてビジネスを成功させるスキルになります。

④コピーライティング

広告や宣伝に使う文章のライティングです。

企業や商品のイメージとなる文章を考えて、ブランド力を高めるのが目的です。

例えば、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」やニトリの「お、ねだん以上。ニトリ」のようなキャッチコピーや、商品の具体的な情報・説明を文章にします。

コピーライティングを通して、消費者の心に響く文章を書く技術が身につきます。

⑤シナリオライティング

YouTube動画や音声コンテンツ、ゲームなど、さまざまなコンテンツのライティングです。

わかりやすい構成と登場人物の世界観を魅力的に伝えるライティングで、ユーザーを飽きさせない工夫をします。

例えば、料理初心者向けのYouTube動画では、単なるレシピの説明だけでなく、その料理人の個性や料理へのこだわりもストーリー形式で伝えるといった工夫です。

単なる文章作成にとどまらず、視聴者の心を動かす台本を作るのが、シナリオライティングなのです。

⑥そのほかのライティング

その他にもwebライターのライティングには、下記のようなものがあります。

●新聞やテレビ、芸能人や映画のキャスト情報などのニュース記事
●X(Twitter)やInstagramなどのSNSの投稿文
●商品やサービスの口コミや体験談
●ライターの意見や経験を盛り込んだコラム記事
●ブログ記事

書くだけじゃない!未来を切り開くwebライターの4つのキャリアパス

webwriter no 4tuno career up

他の仕事にも共通して言えることですが、webライターとして、将来の方向性をイメージしておくことは大事です。

この章では、webライターの4つのキャリアパスについて紹介します。

キャリアパス①Web編集者

web編集者は、主に記事の構成、原稿制作などを行う仕事です。

web上に公開される記事の企画から公開までを担当し、質の高い記事を提供するのが役割です。

具体的には、下記のような仕事内容になります。

●記事の企画立案
●外部ライターへの記事作成依頼
●原稿のチェック・校正・編集
●web公開作業
●web公開までのスケジュール管理

これらの業務を行うためには、企画力やコミュニケーション能力、プロジェクト管理能力、SEOの知識やデータ分析能力などの多岐にわたるスキルが求められます。

キャリアパス②Webディレクター

webライターとして培った文章作成能力やweb編集者としての企画立案・スケジュール管理能力は、webディレクターとしても応用できるスキルです。

webディレクターは、webサイト全体の戦略を立ててプロジェクトを遂行し、クライアントの売り上げに貢献するのが役割です。

具体的には、下記のような仕事内容になります。

●担当するwebサイトの目的の明確化、目標値の設定
●コンテンツの企画立案
●webライター、デザイナー、エンジニアなどの手配
●記事公開までのスケジュール作成
●スケジュールの進行管理記
●公開後の運用・分析・改善

これらの業務を通して、クライアントの要望に沿ったサイトを作成していきます。

企画力やコミュニケーション能力、スケジュール管理能力や分析・改善提案能力、プレゼンテーション能力などが求められるでしょう。

キャリアパス③Webライティング講師

webライターとして培ったスキルを活かす、ライティング講師のキャリアパスもあります。

webライティング講師は、ライティングの基礎から実践的なスキルまでを教え、新たな人材を育成する役割を担います。

具体的には、下記のような仕事内容です。

●webライティングの基礎から応用までのカリキュラム作成
●webライティングの知識や技術の提供
●受講生の文章添削およびアドバイス

webライティング講師は、ライタースクールに所属して教える方法もありますが、自分でコミュニティを主催して、教えることも可能です。

講師の仕事を通して、webライターの後輩を育成し、業界の発展に貢献できるやりがいのある仕事です。

キャリアパス④webコンサルタント

webライターやwebディレクターとして培ったスキルを活かして、webコンサルタントへの道を選ぶのも選択肢の1つです。

webコンサルタントは、クライアントにwebに関するアドバイスや改善策を提案する仕事です。

webコンテンツが多様化・複雑化する現代のインターネットビジネスでは、webに精通した専門化の力が求められます。

webコンサルタントの仕事は、主に下記のような仕事内容になります。

●webサイト診断(webサイトの現状分析と課題のヒアリング)
●戦略立案(クライアントのビジネス目標に基づいた戦略立案)
●改善提案(SEO対策、コンテンツ施策などの具体的な改善策の提案)
●プロジェクト管理(webサイトのリニューアルやキャンペーン実施)

webコンサルタントに必要な能力は、web制作やwebマーケティングなどweb業界の幅広い知識、コミュニケーション能力、課題発見や問題解決能力などが求められます。

webライターは魅力的な仕事。キャリアパスも視野に入れ、長く働けるライターを目指そう

今回は、40代のサラリーマンでwebライターに挑戦したいと思っているあなたに、webライターの魅力や身に付けておくべきスキルなどについて紹介してきました。

まとめ
  • webライターは魅力的な仕事
  • はじめからは稼げないと肝に銘じておくこと
  • webライターに向いている人は、書くことが好きで知識欲が旺盛な人、修正にも前向きに取り組める人
  • webライターとして将来の方向性をイメージしながら仕事をすることが大事

webライターは、文章を書いて人々の役に立てる魅力的な仕事です。

しかし、はじめやすい仕事なだけに、ライバルが多いのも特徴。

そのようなライバルのなかで差別化するために、まずは、わかりやすい文章を書くよう心掛けたり、信頼できる情報を収集したりといった基本的なスキルを身につける必要があります。

そして、SEOライティングやインタビュー・取材ライターなど、自分を活かせる分野のライティングに専門特化していきましょう。

これからwebライターを始めようと思っているみなさん。

魅力的なwebライターの世界に、一歩踏み出してはいかがでしょうか?

私も、まだまだですが、みなさんと一緒に頑張れたら心強いです。

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この記事を書いた人

はじめまして。webライター6年目のシモといいます。

5度の転職を経験。40代後半で3度の転職をしたあと、サラリーマンを卒業。

アルバイトとして2年間webライターの経験を積んだあとフリーランスのライターとなり、今年で4年目の50代です。

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