
フリーランスをはじめてみたものの、目標がないのでなんとなく仕事を受けているだけになってしまいそう



新年がスタートしたのに、いまいちモチベーションが上がらない。なんでだろう?
現在、フリーランスでこのように感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?



フリーランスだからこそ目標設定は大事ですよ。目標があれば、なんとなく仕事をしているとか、モチベーションの低下を避けられますからね。
今回はフリーランス生活をはじめたばかりのあなたに、今年でフリーランス5年目を迎える私が、フリーランスの目標設定について解説します。
- フリーランスに目標設定が必要な理由
- フリーランスが目標設定するメリット
- 目標設定するうえでの具体的な考え方
- フリーランスの目標設定に使える5種類のフレームワーク
フリーランスに目標設定がなぜ必要なの?


フリーランスには目標設定が大切です。
目標がないままに進んでしまうと、何となく時間ばかりが費やされてしまうからです。
仮に仕事があったとしても、単なる労働で終わってしまうでしょう。
このような事態を避けるためにも、「自分の働く意味や稼ぐ目的」「数年後の未来への計画」を明確にしてフリーランス人生を進んでいかなければなりません。
自分の中で明確な目標があるかないかで、フリーランスとして進む道も変わってくるのです。
これが、フリーランスに目標設定が必要な理由です。
フリーランスが目標設定をする4つのメリット


フリーランスが目標設定することで、どのようないいことがあるのでしょうか?
この章では、フリーランスが目標設定をすることによるメリットを4つ紹介します。
フリーランスが目標設定をするメリット①迷いなく行動できるようになる
フリーランスが目標設定をするメリットの一つは、迷いなく行動できるようになることです。
目標を設定することで、やるべきことが明確になり、優先順位をつけやすくなります。
例えば、webライターが、「月30万円を達成する」という目標を設定した場合、具体的な行動計画を立てて、効率的に動くことができます。
「その目標達成のためにどのようなクライアントを獲得し、どのようなサービスを提供すべきか」といった具体的な行動計画です。
このような目標設定を掲げて、みごとに達成すれば自信につながり、次なる挑戦の意欲もわくでしょう。
フリーランスが目標設定をするメリット②モチベーションを維持できる
フリーランスとして目標設定をすることは、モチベーションを維持するうえで非常に重要です。
やることが明確になっているので、その目標のために一直線に向かえるからです。
例えば、ポップなデザインを得意とするデザイナーが、教育機関の堅いテイストのデザイン業務を受注した場合、明確な目標設定がなければ、モチベーションが低下して仕事が楽しくなくなるかもしれません。
しかし、明確な目標設定をしていれば、「この仕事をきっかけに、将来的に幅広いデザインに対応できるデザイナーになれる」と、その仕事の意味とモチベーションが変わってくるというわけです。
その経験が、小さな自信となり、さらなる目標を設定しようという気持ちにもつながります。
フリーランスが目標設定をするメリット③スキルアップの指針となる
目標を設定することで、「自分がどのようなスキルを習得して、どのような経験を積むべきか」が明確になります。
明確な目標設定がないと、”地図を持たずに、やみくもに道を歩いているような状態”になってしまうからです。
例えば、「将来的にデザイナーとして海外のクライアントから仕事を獲得する」という目標を立てた場合、海外のデザイントレンドに関する知識や英会話を習得する必要性が明確になります。
このように、フリーランスとして目標設定することで、体系的なキャリアプランを築くことができるようになるのです。
フリーランスが目標設定をするメリット④フリーランスとしての自信がつく
フリーランスとして目標を設定することで、自己実現の達成に一歩近づきます。
明確な目標を設定し、その目標に向けて努力し続けることで、自分の能力に対する自信を深めてさらなる高みを目指せるからです。
例えば、フリーランス2年目のプログラマーが、「新しいプログラミング言語を習得し、大規模な開発プロジェクトに参加する」という目標を設定した場合。
その目標が現実になった時には、自分のプログラミングスキルに対する自信がつき、より複雑なシステム開発に挑む意欲がわくでしょう。
このように、フリーランスが目標を設定することは大きな喜びとなり、次のステップにつながる原動力にもなるのです。
フリーランスが目標設定するうえでの具体的な3つの考え方


目標設定をするなら、できるだけ具体的な目標を掲げなければいけません。
この章では、フリーランスが目標設定をするのに必要な考え方について3つ取り上げます。
①フリーランスとして実現したいことはなにか?
フリーランスとして目標設定をする際には、収入だけでなく、「スキルアップ」「人間関係」「健康」など、幅広い面から考えてみるとよいしょう。
これらの要素がバランスよく満たされれば、フリーランスとしてより充実した働き方が実現できて、キャリアの安定にもつながるはずです。
例えば、「月20万円の収入を維持すると同時に、専門的な知識を学ぶ」「積極的に交流会やオンラインコミュニティに参加して横のつながりを作る」「週に2回は運動する」などの目標設定です。
これらの目標を設定することで、より充実したフリーランスライフを送ることができるはずです。
②達成できそうな目標設定にする
フリーランスが目標設定をする際には、達成可能な目標を掲げることが重要です。
達成できない目標を設定をしてしまうと、モチベーションが低下して、仕事に対する意欲を失ってしまう可能性があります。
例えば、「1年で年収1,000万円」といった目標を設定した場合、達成が難しくて途中で挫折してしまうかもしれません。
それよりも、達成可能な目標にして小さな成功体験を積み重ねたほうが自信につながり、より大きな目標に挑戦できるようになるでしょう。
具体的には、「今年の3月までに、継続してくれるクライアントを3社増やす」といった、実現できそうな小さな目標設定です。
③こまめに振り返る
目標を設定したら、こまめに振り返る時間を設けることも大切です。
イレギュラーな案件などが重なり、目標通りに進まないことも想定できるからです。
振り返りでは、「自分が立てた目標通りに行動できているか、できていないか」を客観的に分析してこそ、改善点がみつかりやすくなります。その方が、目標に近づきやすいのです。
オンラインメンターサービスのMENTAが2021年に、会社員やフリーランス300人を対象にしたアンケートでは、下記の通りの結果が出ています。
この調査では、まず、年間目標設定して達成した人のパーセンテージは、全体の46.3%でした。
一方、達成できなかった人は51.7%です。


引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000080524.html
また、目標を達成した人の60.4%は、週に1回の振り返りをしていることが明らかになりました。
一方、目標を達成していない人の44.1%が、週に1回の振り返りをしていないという結果に。その差は16.3%です。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000080524.html
なかなか難しいことかもしれませんが、週に1回は細かく振り返りをして、自分の目標設定がずれていないかを確認し続けることが大事ということですね。
反対に言えば、「この振り返りを行うからこそ成功しているんだ」と、いうことがわかります。
フリーランスの目標設定 失敗しがちな行動


目標設定をしたところで、なんだかうまくいっていない場合があります。
それは、失敗するパターンを踏んでいるからかもしれませんよ。
この章では、フリーランスの目標設定で失敗しがちな3つの行動について解説します。
①目標を設定して満足してしまう
目標設定をして、満足していてはいけません。
目標設定は、フリーランスとして理想の働き方を実現するための手段であって、具体的な行動に移さなければ何も変わらないからです。
例えば、YouTubeを始めて、チャンネル登録者数を10万人に増やすという目標を立てたとします。
しかし、「誰に向けた動画なのか」「週に何回投稿するのか」など、具体的な目標を掲げて、実行していかなければ目標達成は難しいでしょう。
動画を公開したあとの、分析も必要になります。
目標に向かって具体的な行動やスキルを身につけることこそが、目標を達成することにつながるのです。
②目標のゴールがあいまい
目標設定が漠然としていては、自分の向かうゴールに到達できません。
その目標を具体化していかなければ、単なるかけ声に終わってしまうからです。
例えば、「webライターで、3カ月後に収入を20万円に上げるとの目標設定では、漠然としすぎています。
目標を達成するためには、下記のような計画が必要です。
●文字単価3円・3000文字(9,000円)の執筆案件を獲得して、23記事執筆。月20万7,000円にする
●そのために、5つのクライアントを獲得する
●クライアントを獲得したら週に5記事執筆する
などと具体的に設定したほうが、達成に近づきやすくなります。
とはいえ案件を獲得できない限り、計画倒れになってしまうため、執筆先の営業活動も目標設定に入れる必要があります。
そして、執筆先のめどがたったら、目標に向かってひたすら作業し続けましょう。
③目の前のことに精一杯で目標を忘れがちになる
目標設定を忘れがちになることは、フリーランスにとってよくあることです。
クライアントからの急な依頼や、新しい案件の獲得に手一杯になり、長期的な視点をもつことが難しくなるからです。
しかし、それでは、いつまでたっても目標は達成できません。目標を達成するために、強制的にでもやるべきことをこなすようにしましょう。
例えば、業務に手一杯でスキルアップの機会が後回しになったとします。
そうならないようにするためには、「午前から午後何時までは仕事の時間で、それ以降の時間は勉強に充てる」など、ある程度の割り切りをして、強制的に毎日のスケジュールに勉強の時間を組み込むようにするとよいですね。
もし、それでも難しい場合は、オンラインスクールに所属して、勉強の機会を設けるのも一つの方法です。
目標設定をする助けになる5つのフレームワーク


目標設定をするといっても、自分の頭だけで考えるのは、難しいところがあります。
この章では、フリーランスの目標設定の助けとなる、5つのフレームワークについて紹介します。
決められた項目に従って、情報を整理しながら具体的な目標設定を効率化する手法。最短距離でビジネスの成果を上げることを目的に行われる。枠組みを意味する言葉。
自分のやりやすいフレームワークを見つけて、実践してみましょう。
①PDCAサイクル


Plan(計画)、Do(行動)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取って名付けられたフレームワークです。
・Plan 目標達成への目的・目標を立てて、どのようにアクションをするのかの計画を立てる
・DO 計画を実行していく
・Check 実行内容を検証する
・Action DOで得られた気づきや課題から、さらなる成果を生み出す行動計画の改善策を考えます。
Planでは、実現不可能な計画を立ててしまうと失敗するので、実現可能な目標を設定することが肝心です。
DOでは、自分が作った計画を実行していきますが、計画を実行する際のプロセスも記録しておくことが重要です。
振り返りにもなるため、プロセスを記録しておきましょう。また、うまくいったこと、計画どおりにいかなかったこと、行ってみて生じた課題も記録しておくとよいです。
Checkでは、実行内容を検証していきます。
DOで記録した、「うまくいったこと」「計画通りにいかなったこと」「生じた課題」などを振り返っていきます。
単に結果をチェックするだけでなく、原因を深掘りすることが大切です。
Actionでは、DOで得られた気づきや課題から、さらなる成果を生み出す行動計画の改善策を考えます。
多数の課題が出てきた場合は、全てを改善するのではなく、優先順位をつけて一つ一つ課題を改善していくのがよいでしょう。
②SWOT分析


自分の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を分析することで、より効果的に目標実現に近づくフレームワークです。
このフレームワークを使うことで、自分の強みを活かしながら弱みを克服する戦略を立てたり、参入分野の多いジャンルの仕事を避けたりする戦略を立てられます。
例えば、SWOT分析の結果、自分の強みがデザインスキルで、営業力が弱みだったとします。
この場合、デザインスキルを活かした仕事に注力して、営業はフリーランスのエージェントサービスに依頼するといった戦略を立てることができます。
③SMARTの法則


目標設定を効果的に行うためのフレームワークです。
Specific(具体的)・Measurable(計測可能)・Achievable(達成可能)・Relevant(現実的)・Time-bound(期限が明確)の5つの要素から構成されています。
このフレームワークを使うことにより、目標達成に近づきやすくなります。
具体的には、下記のような設定方法です。
・Specific(具体的) 他の人から見てわかりやすい具体的な目標を設定する
・Measurable(測定可能) 達成度合いを金額や件数などで表わす
・Achievable(達成可能) 努力や工夫で、現実的に達成できる目標を設定する
・Relevant(現実的) 目標を達成した場合に、まわりに好影響を与える目標を設定する
・Time-bound(期限が明確) いつまでに達成できる目標を設定する
このフレームワークがわかりやすいと思った私は、自分の個人的な今年の目標「年間100本の記事を書く」を目標に、SMARTの法則を使ってみました。
Specific:年間100本の専門記事を書く
Measurable:クライアントを5社獲得する
Achievable:5社で毎月2記事ずつ執筆して、毎月10記事ずつの執筆目標を達成する。業務効率化ツールの導入やライティング講座を受講することで、執筆スピードの向上やスキルアップを狙う
Relevant:技術の高い記事を多く書くことで、クライアントにも喜ばれる。同時に、自分の収入も増える
Time-bound:12月には、100記事達成
こんな感じで作ってみました。まだまだ、改良の余地があるかもしれませんが、形にすることで少し目標が現実的になりそうな気がしてきます。
④HARDゴール
Heartfelt(心の底からの)、Animated(活気がある)、Required(要求されている)、Difficult(困難)の4つで構成されたフレームワークです。
SMARTの法則より、感情に基づいた目標設定と言われています。
具体的には、下記の内容で構成されています。
・Heartfelt(心の底からの) 心から達成したい目標を思い描く
・Animated(活気がある) 目標を達成したあとのキャリアをイメージして目標設定する
・Required(要求されている) 目標を達成するためのスキルや能力を明確にイメージする
・Difficult(困難) 目標達成への行動を進めていくにあたり、どのような挫折や困難があり、どのように対処するのかを考える
HARDゴールは単なる目標設定ではなく、自分自身の成長や幸せを追求する側面があります。
困難な道のりも、「自分の目標達成」という大きな喜びがあるからこそ乗り越えられるというわけですね。
⑤マンダラチャート


目標達成や問題解決のために、やるべきことを明確にするフレームワークです。
たて9行×よこ9行=合計81マスのシートの中心に自分の最終目標を書いて、周りの8個のマスに、達成に必要な要素を書き込んでいきます。そして残ったマスには、目標達成に必要な「やるべきこと」をさらに具体的に書き込んでいきます。
このマンダラチャートを具体的に実行していたのが、今や大リーグで活躍中の大谷翔平選手です。
花巻東高等学校にこのマンダラチャートを書くことを習慣化していたそうです。
まとめ フリーランスは目標設定をすることでより輝ける
今回はフリーランス生活をスタートしたばかりのあなたに、フリーランスの目標設定について解説してきました。
- フリーランスは目標を設定することで、「迷いのない行動ができる」「モチベーションの維持になる」「スキルアップの指針となる」「フリーランスとしてやっていく自信が付く」
- 効果的に目標を達成する具体的な考え方は、「フリーランスとして実現したいことを考える」「達成できそうな目標設定にする」「こまめに振り返る」
- 目標設定で失敗しがちな行動は、「目標設定に満足してしまう」「目標のゴールがあいまい」「目の前のことに精一杯で目標を忘れがちになる」
- 目標設定をする助けになるさまざまなフレームワークがある
フリーランスは、誰かに管理されているわけではないので、ただ漠然と過ごしているとどんどん流されてしまいます。
「気がついたら、1年が終わっていた。一体今年、私は何をしてきたんだろう?」といった状態になってしまっては、フリーランスとしてのスキルも身につかないばかりか、自信を失ってしまいます。
そうならないためにも、目標設定が大切です。
1月もあっというまに中盤を迎えてしまいましたが、大丈夫です。今からでも遅くはありません。しっかり目標設定をして、今年1年、フリーランス生活を楽しみましょう!
この記事が、フリーランスのあなたの目標設定のお役に立てば幸いです。
もし、自分の力でうまく目標設定ができない場合には、キャリアコーチングの助けを借りるという手もありますよ。


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